自動平衡式記録計
負帰還回路によって正確なペンの位置決めができる仕組みを持った記録計。日本では1951年に横河電機がER電子管自動平衡記録計を開発している。アナログ技術をベースにした自動平衡記録計は長年にわたって最もよく使われる記録計となり、進化の過程で大幅な小型化や長期信頼性の向上が進んでいった。渡辺測器(現グラフテック)のリニアレコーダなど、一時期は複数メーカがラインアップしたが、現在ではほとんど見かけなくなった。
一般的には「自動平衡式記録計」ではなく、ペンレコーダと呼称されている。環境計測のメーカであるリオンは、レベルレコーダという品名のペンレコーダをつくっている(2022年12月現在、1モデルが現役)。
参考記事:記録計・データロガーの基礎と概要・・他の種類の記録計も含めて解説。