感熱記録方式記録計
(thermal recorder)サーマルヘッドの発熱で、感熱記録紙に記録するタイプの記録計。2000年代にはレコーダの種類の1つとして「感熱記録方式記録計(サーマルレコーダ)」があった。サーマルレコーダはサーマルプリンタを採用したレコーダという意味で、こちらの呼び方のほうが一般的だった。周波数応答性能が高く、数十kHz程度までの高速記録ができた。マイコンの採用で大容量メモリを搭載し、電磁オシロやペンレコーダなどのアナログ方式から、機能性が優れたメモリレコーダであるサーマルレコーダに記録計の主力は移ったが、その後にペーパーレス(印刷機能が無い)モデルが主流になり、今はほとんど生産されていない(2020年現在)。