計測関連用語集

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詳細説明

呼制御

読み方:

こせいぎょ

カテゴリー:

#無線/移動体測定器 #伝送/交換装置用測定器

(Call Control)
電話の発信、着信の際、通話を始めるための準備と通話が終わった後処理を制御する仕組み。呼とは電話機の通信を指し、発信・着信は発呼・着呼と表現される。IP電話などで呼制御をするために、SIP(Session Initiation Protocol)やH.323などの呼制御プロトコルが使われている。そのため、呼制御は(インターネット、IP網などの)IT用語といえる。ただし呼制御は「シグナリング」ともいわれる。現在主流の携帯電話はデジタル方式の無線で行われ、その呼制御の試験器として「シグナリングテスタ」がある。つまり、電話機の用語であった呼制御はインターネット時代のIT用語であり、無線通信計測器の用語でもある。
2001年にNTTが運用開始したW-CDMAの研究開発用途でリリースされたアンリツのシグナリングテスタMD8480Aは、メーカ発売時の価格は約3千万円/台という大変に高額で、サイズも大型の装置だった。現在の電話機の主流はスマートフォンなどの移動体通信(デジタル無線)になり、呼制御を試験するシグナリングテスタや無線機テスタは、RFなどの高周波測定器をつくるキーサイト・テクノロジーローデ・シュワルツ、アンリツの主力モデルの1つである。

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