計測関連用語集

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詳細説明

保護リレー試験器

読み方:

ほごりれーしけんき

カテゴリー:

#障害・EMI試験器

(guard relay tester / protective relay tester)
保護リレー(保護継電器)を試験する測定器。別名:保護継電器試験器。「リレー試験器」という呼称が一番よく使われる。電圧・電流を単相(または三相)で出力する信号源(電源部)と時間や周波数、電圧・電流を測定する計測部がある、保護リレーの総合試験器である。保護リレーは多くの種類があるため、どの範囲までを対象にするかによって測定器も多くの機種がある。
機能としては、継電器(リレー、電磁開閉器)の動作を検査する。 継電器が規定する電流で動作することや、規定より大きな電流を流して規定されている時間内で動作するかなどの検査を行える。リレーは種類によって電圧で動作したり、電流で動作したりするので、そのリレーに合った試験方法がそれぞれある。保護リレー試験器は電圧電流発生器の電源部と、電圧計・電流計・カウンタなどの計測部があるが、電源部(3相の発生器の機能)だけのモデルもある。

計測器メーカは主に、株式会社エヌエフ回路設計ブロック(エヌエフ)、株式会社双興電機製作所(双興、SOUKOU)、株式会社ムサシインテック(ムサシ)の3社である。エヌエフのモデルはRX-47xxという形名で、品名はすべて「保護リレー試験器」である。そのため、「保護リレー試験器:エヌエフの保護継電器試験器の名称(品名)」という解説もできる。双興は「保護継電器試験装置」や「試験装置」という品名、ムサシは「リレー(継電器)試験器」や「リレーテスタ」という表記、品名をしているモデルが多い。
電力会社の電気機器(特別高圧)用のリレーの試験には、エヌエフ以外に、海外メーカのOMICRON(オミクロン)や国産の富士電機のマルチパワーソースも使用されている。双興やムサシは受配電装置やビル内などの高圧用のリレーの試験に主に使われている。デンソクテクノ(旧京濱電測)も保護リレー試験器をつくっているが、最新ではなくモデルは古い。

参考用語
参考記事
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