計測関連用語集

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詳細説明

ロードセル

読み方:

ろーどせる

カテゴリー:

#物理量測定器

(load cell)
荷重や力を検出するセンサ。力(重さ、圧力、トルクなど)を検出して電気信号に変換する「荷重変換器」のこと。単に「変換器」と呼称している場合もある。
ミネベアミツミ(※1)のセンシングデバイス事業部は米国のひずみゲージ会社から学んだロードセルの老舗である。ひずみ測定器の共和電業はひずみゲージの代名詞だが、ロードセルの国内トップベンダである。つまりロードセルとひずみゲージは密接な関係にある(定義からすると、ひずみゲージはロードセルの1種のようだが、両者は各々の場面で使われている用語である)。荷重センサは電子天秤などのはかりに使われるのでエー・アンド・デイHPにはロードセルの説明が多くある。ティアック(TEAC)の計測器はデータレコーダロードセルの2本柱である。同社のロードセルは半導体性製造装置内部に使用されるので、ティアックはSEMICON Japanに出展している(TechEyesOnlineは取材して展示会レポートを公開)。ひずみ測定器で共和電業の同業である東京測器研究所は変換器の用語解説でロードセルについて説明している。センサ大手のキーエンスも当然、ロードセルをラインアップしている。トルク計測で有名なユニパルス(株)はロードセルとモータの技術を生かして、労働者の高齢化/女性の増加という時流に応じて「電動バランサ ムーンリフタ」を商品化している。ロードセルは重さという基本物理量のセンサである。
このようにロードセルは各種の機器に使われるが、電気や機械の技術者でも知らない人には馴染みがないワードで、ニッチな用語である(重さや力の業界関係者には一般用語であるが)。振動センサ加速度ピックアップと呼ぶように、ロードセルやひずみゲージも広義のセンサの1種で、様々な言い方や用法がある(初心者には難しい)。

loadは「荷重、負荷」、cellは「単位、素子」で、「荷重を受ける(測定する)単位素子」という意味。機能・役割を日本語にして「荷重変換器」と説明されるが、英語をカタカナ読みした「ロードセル」がすでに日本語になっていて、荷重変換器よりも多く使われている。荷重計を英訳するとロードセルである(事実、荷重測定の機器全般をロードセルと総称している場合がある)。「力の計測」を英訳するとforce gauge(フォースゲージ)を連想するが、ロードセルとは別の製品群である。

(※1) 2017年1月、ミネベア(株)はミツミ電機(株)と株式交換により同社を完全子会社化し、経営統合によってミネベアミツミ(株)に社名変更。ミネベアはベアリング(軸受)の老舗。特に外径22mm以下のミニチュア・小径ボールベアリングでは世界トップシェア。1951年7月に東京都板橋区で、国産初のミニチュアベアリング専門メーカ「日本ミネチュアベアリング株式会社」として創業。ミツミ電機は1954年設立の老舗電子部品メーカ。広範な分野にチューナ、スイッチ、半導体、コネクタなどを供給。現在のミネベアミツミはベアリング、モータ、センサ、半導体などを製造する日本の総合精密部品メーカで、機械加工技術と電子技術を融合した相合(そうごう)技術が特徴。家電、自動車、IT機器、医療機器など幅広い分野で、デジタル機器の進化を支える重要なメーカといえる。

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