マルチプレクサ
(multiplexer)
複数の入力をひとつの信号として出力する機構(部品や装置)。製品によって「マルチプレクサ」、「多重装置」、「多重化装置」、「合波器」などの名称がある。略記:MUX(マックス)。
電子回路では複数の電気信号をひとつの信号にする回路を指している。通信の装置では伝送路の前段に配置されるTDM(Time Division Multiplexer、時分割多重化装置)が代表例。TDMもMUXと略記されていることが多い。
メーカによっては切り替え器のことをマルチプレクサという品名に命名している場合もある。時々、切り替え器(スイッチ)の意味でマルチプレクサという表現が使われていることがあるが、計測器のスキャナのように、回路を時間的に切り替えて複数のデータをひとつの信号として取り出すのが本来、マルチプレクサである。切り替え器にスイッチの切り替えタイミングの制御機能が付いているのがマルチプレクサといえる。
参考用語:擬似ランダム・ワード・ストリーム