バナナ端子
(banana terminal)
バナナプラグ(オス)やバナナプラグ(メスソケット)などを総称して、バナナ端子と呼ぶ。オスであるバナナプラグは通常はケーブルの先端にあり、機器側にあり勘合するメスのコネクタはバインディングポストと呼ばれている。バナナプラグ(メスソケット)はバナナケーブル(バナナプラグが付いたケーブル)を延長したいときに使われる。バナナ端子はこのようにオーディオから低周波の計測器まで幅広く使用されるので、ネットの通販サイトでも数多く販売されている。
一般的にコネクタにはオス(差し込む方のコネクタ)とメス(差し込まれる側のコネクタ)がある。オーディオ機器ではオスをプラグ(plug)、メスをジャック(jack)という呼称で統一されている。ケーブルの先端にあるコネクタはプラグ、プラグが勘合する側の機器にあるコネクタはジャックである。そのためプリント基板に立てたクリップ用のピンを(機器側にありプローブなどのケーブルをつなぐので)ジャックの略記で「J」と印刷している場合がある。
「オスのプラグの受け口がメスのジャック」と説明されると理解できるが、コネクタにはオス・メスの区別が難しい物もあり、「プラグがさす方で、ジャックが受ける側」というだけだと、両者の区別を覚えておくことが簡単ではない(すぐに忘れてしまう)。また、オーディオ以外のカテゴリー(機種群)では、コネクタアダプタやレセプタなど、オスだがメスだかすぐには判別がつかない命名がされたコネクタがあるので、大変難しい。