トランジスタ
(transistor)
電子回路で増幅やスイッチに使われる半導体素子。現在の電子機器には必須の基本的な電子部品である。3つの端子があり、それぞれエミッタ、コレクタ、ベース(ゲート)と呼ばれる。エミッタ、コレクタを入出力として増幅やスイッチの機能がある。たとえばベースに印加する電圧によって出力をON/OFFすることができる、応用例であるインバータは、トランジスタを複数組み合わせた回路によって信号を複雑にON/OFFして動作する。
電源供給して動作させる電子部品のため、能動部品(アクティブデバイス)の1種。抵抗やコンデンサのように信号を流せば動作して、駆動用の電源を必要としない受動素子(パッシブデバイス)ではない。
1940年代にアメリカのベル研究所で開発され、「transfer(転送)するresistor(抵抗)」から作った造語といわれる。