テスラメータ
(tesla meter)
磁気の指標である磁束密度の測定器。磁束密度の単位はG(ガウス)だったが、現在のSI単位ではT(テスラ)になった。磁束密度(磁気)の測定器は長らくガウスメータと呼ばれたが、現在はテスラメータとなった。ただし、ガウスは大変有名な名称なので(正規分布のガウスなど多くの名前に使われている)、いまでもガウスメータと呼ばれることが多い。両方の呼称が流通していて、メーカによって品名が統一されていないので、磁気測定器は「ステラメータ/ガウスメータ」や「ガウス(ステラ)メータ」のような表記がされている。工業用内視鏡の主力製品名がビデオスコープになっても、光ファイバを使っていた時代のファイバースコープという呼称が今でも良く使われるのに似ている。
磁気測定器としては、電波を測定するように空間の磁界を測定する磁界測定器や、磁性材料のヒステリシスを評価するB-Hアナライザなどがある。