チューナブルレーザー光源
(Tunable laser light source)
波長を任意に可変できる(チューンできる)レーザー光源。別名:波長可変光源。光通信機器や光部品などの開発に使われる。2000年頃にはアジレント・テクノロジー(現キーサイト・テクノロジー)が全世界で販売したが、光海底ケーブルバブルによって光通信測定器のラインアップを縮小し、チューナブルレーザ光源は生産中止になった。santec(登記社名:サンテック株式会社)はチューナブルレーザ光源の専業メーカとして有名になり、世界トップブランドを続けている(現在は他の分野の機器にも注力している)。WDMなどの波長多重方式の通信装置などが活発に開発・製品化された2000年頃には高額(たとえば数百万円)のチューナブルレーザ光源が測定器としてもてはやされたが、現在は当時ほどの需要は無い。
キーサイト・テクノロジーは光コンポーネント評価のソリューションを継続していて、チューナブルレーザー光源は偏波シンセサイザとの組み合わせで光部品の損失測定に必要なため、N777xCシリーズなどをラインアップしている(2023年現在)。
表記は「レーザー」と「レーザ」の2つがあり、各企業によってどちらかを使っている。