ギガビットLAN
(gigabit LAN)
企業内に広く導入された10/100Mbps LAN(10/100 BASE-T、Tはツイストペアケーブル)の延長線上にあるデータ伝送速度が1G/10GbpsのLANで、2000年代に構想された。LANとイーサネット(ethernet)はほぼ同義。ギガビット・イーサネット(GbE)と言うと伝送速度1Gbpsを指し、ルータなどに装備されている。また10ギガビット・イーサネット(10GbE)は最大40Kmの伝送距離があるため、基幹網に導入されている。
GbEには1000BASE-LX/SX/CX/Tの4規格があり、LX/SXが光ファイバ、CX/Tが銅線。10GbEは7規格がありすべて光。それぞれ用途によって使い分けされる。ギガビットLANは1Gbpsまでは普及したが、10Gbpsは業務用までで、一般家庭にはまだ普及していない(※)。なお10GbEはイーサネットの根幹であるCSMA/CD技術を採用していないし、LAN向けとWAN向けの2種類の仕様があるため、厳密にはイーサネットでもLANでもない。
1GbpsのギガビットLAN(別名:ギガビット・イーサネット)は家庭に普及し、動画のストリーミングやオンラインゲームなどでその性能(高速通信)を発揮している(2025年現在)。また基幹通信網では2010年に100Gbpsが標準化され(IEEE 802.3ba)、2017年に400G(IEEE 802.3bs)、2024年に800Gbps(IEEE 802.3df)が正式に承認・規定されている(光伝送 400G/800G)。アンリツのネットワークマスタ プロ MT1040Aはデータセンタ内で導入が進む400Gイーサネットの物理レイヤを測定できるため、品名の後に「400Gテスタ」と但し書きされている(2025年10月現在)。2025年には1.6Tbps(800Gbpsの2倍の1.6テラ/秒)の試験器がViavi(ビアビ)、キーサイト・テクノロジー(買収したIXIA)、テレダイン・レクロイから発売されている。
(※) 2025年3月末時点で、国内の10Gbps光回線サービスの契約数は100万件に達したが、FTTHでの10Gbpsサービスの比率はまだ低い(2.7%)。プロバイダとの契約や対応機器(ルータ、ケーブル、PC)を揃えるにはお金がかかる。2030年までには約10%に成長すると予測されている。


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