ギガビットLAN
(gigabit LAN)
企業内に広く導入された10/100 BASE-Tの延長線上にあるデータ伝送速度が1G/10GbpsのLANで、2000年代に構想された。LANとイーサネット(ethernet)はほぼ同義。ギガビット・イーサネット(GbE)と言うと伝送速度1Gbpsを指し、ルータなどに装備されている。また10ギガビット・イーサネット(10GbE)は最大40Kmの伝送距離があるため、基幹網に導入されている。
GbEには1000BASE-LX/SX/CX/Tの4規格があり、LX/SXが光ファイバ、CX/Tが銅線。10GbEは7規格がありすべて光。それぞれ用途によって使い分けされる。ギガビットLANは1Gbpsまでは普及したが、10Gbpsは業務用までで、一般家庭にはまだ普及していない。なお10GbEはイーサネットの根幹であるCSMA/CD技術を採用していないし、LAN向けとWAN向けの2種類の仕様があるため、厳密にはイーサネットでもLANでもない。
2020年頃には通信速度は100Gbpsに進み、アンリツのネットワークマスタ プロ MT1040Aはデータセンタ内で導入が進む400Gイーサネットの物理レイヤを測定できるため、品名の後に「400Gテスタ」と但し書きされている。