エッジAI
(edge AI)
携帯電話などのエッジデバイスでAI処理を行い、クラウドとの通信を減らし、有限な無線リソースを最適に使うという発想(取組み)。AIは主にネットワークにつながったコンピュータに導入されているが、エッジデバイスから全ての情報をコンピュータに送るのではなく、エッジに搭載されたAIで必要な解析を行い、最低限の必要なデータをアップロードしてネットワークのトラフィックを軽減する、という仕組み。
5Gの普及に伴いNTTやauなどのキャリア各社は、単一のネットワークインフラを仮想的に分割し(スライシング)、多様なニーズや用途に応じたサービスを提供できるように、ネットワークスライシングを進めている。ソフトバンクはエッジAIを、最適な無線環境構築の有効な一手として検討している。たとえばエッジAIカメラの携帯電話への実装などである。「ソフトバンクとコニカミノルタ、AIやIoTを活用した映像・画像解析領域で戦略的協業に合意~ニーズや用途に応じて最適なAIモデルやデバイスを利用可能に~」(2022年4月7日、ソフトバンクHPのプレスリリースより)。