SMD
(Surface Mount Device)
表面実装部品。DIPやSIPのように端子がピン(リード線)になっているパッケージ形状ではなく、端子面を直にプリント基板に実装するタイプの部品のこと。一般の電子部品は基板に空いた穴に部品の端子(ピン)を入れてはんだ付けするが、SMDは端子がピンではなく平たい形状をしている。チップ部品を指していることが多い。SMDのパッケージ形状(種類)はSOPなどがある。
青色が開発されて広く表示機器に普及したLEDを、基板の表面に多く並べて照明にする場合、SMD型の部品を使っている。このようなLEDライトパネルが増えている。基板に穴を開ける必要がないため小型化や高密度化ができる、というSMDの利点を活用している。その他のSMDのメリットは以下。
・DIPのようにピンが伸びていないため小型化が進んでいる。
・基板にはんだペーストを塗布し、リフローすることではんだ付けが短時間で完了する。
・自動機で一度に何か所も熱処理することではんだ付けできるため、生産効率が向上する。
電子部品を測定するLCRメータのテストフィクスチャには、SMD用のモデルがある。