PRBS
(Pseudo Random Bit Stream、Pseudo-Random Binary Sequence)
有限長のビットパターンを周期的に発生させ、(なるべくパターンの長さを長くして)ランダム信号に近づけたビット列のデジタル信号。伝送用のテストパターンとして使われる。日本語では「擬似ランダム信号」だが、英語をカタカナ読みした「擬似ランダム・ビット・ストリーム」と呼称(表記)されることも多い。PRBS機能はPPGやデータジェネレータなどのデジタル伝送の品質評価に使われる特殊なパルスジェネレータに備わっている。プリップフロップをカスケード接続したシフトレジスタで生成している。
「PRBSはシグナル・インテグリティ(信号の健全性)を評価するのに使われる」と最近のGoogleのAI解説にあった(2025年11月)。インテグリティはオシロスコープメーカ(特に海外メーカ)が「高速オシロスコープで波形品質を確認する」という意味で盛んに使っていることばである。PRBSはレイヤ1試験でも、波形よりもBER(ビット誤り率)に力点があると(私見だが)筆者は思う。オシロスコープでの波形観測(アイパターンによるジッタなどの確認)とBER測による誤り率の確認は、デジタル伝送の品質評価で使われる2つの手法である。デジタル通信の評価は2つの測定器で行われる。PRBSはアイパターン評価にも使われるが、オシロスコープよりもBERT(バート)がイメージされる。テクトロニクスは(オシロスコープではなく)信号発生器の用語としてPRBSを説明している(冊子「信号発生器のすべて」)。
PRBSは「Pseudo Random Bit Stream、擬似ランダム ビット流れ」や「Pseudo-Random Binary Sequence、疑似ランダム 2値信号列(2進の連続)」の略記である。pseudoは擬似、 streamは流れ、binaryは2進、sequenceは順序や連続(トランプのゲームで、ダイヤやハートなどの同じ柄の番号が連続したカードが3枚以上揃うとシークエンス)。
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