計測関連用語集

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詳細説明

B-H特性

読み方:

びーえっちとくせい

カテゴリー:

#障害・EMI試験器

(B-H characteristic)
磁性体の飽和特性。磁束密度B[T(テスラ)]を縦軸、磁界の強さH[A/m(アンペア/メータ)]を横軸にしたグラフ。磁性体にかける磁界Hのかけ方によってBの値は一定ではなくグラフは菱形のようなループになる。これをhysteresis(ヒステリシス、履歴現象)というので、B-Hカーブは別名ヒステリシス曲線、ヒステリシス・ループとも呼ばれる。B-H特性(B-Hカーブ)の測定器がB-Hカーブアナライザ。計測器では岩崎通信機のB-HアナライザSY-8218/8219は、B-H特性だけでなく透磁率も測定できる。
hysteresis(ヒステリシス)の語源はギリシャ語で「遅れ」、「後からくる」を意味することばといわれる。磁性体の回りの磁界変化に対して応答(磁性体の磁束密度の変化)が遅れる現象である。磁性体の状態が現在の条件だけでなく、過去の外界の影響を受けるため、日本語では「履歴現象」と呼ぶが、一般にはヒステリシスと呼称することが多い。B-H特性とヒステリシス(履歴現象)は同義である。

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