概要CXA用Bluetooth測定アプリケーションは、Keysight Xシリーズの25種類を超える測定アプリケーションの共通ライブラリの一部です。
Xシリーズは、測定システム、測定機能、ソフトウェアを含む、信号解析のための革新的な手法です。
このアプリケーションを使えば、Xシリーズ シグナル・アナライザを規格に準拠したトランスミッタ・テスタとして使用でき、高速なワンボタンのRFコンフォーマンス測定により、Bluetooth RFトランスミッタを簡単に設計/評価/製造できます。
測定アプリケーションは、Bluetoothコア仕様で定義されたテスト条件に完全に準拠していて、Bluetoothデザインの確実な検証を可能にするとともに、1つのアプリケーションでBasic Rate、EDR、Low Energyテクノロジーをサポートすることで、製造テストにも威力を発揮します。
RFトランスミッタ・テスト
・ さまざまなデータ・パケット・タイプに対するワンボタン測定を1つのオプションで実現するとともに、Bluetoothコア仕様バージョン2.1+EDRおよびLow Energy(Bluetooth 4.2)に基づいた合否リミットを備え、セットアップが容易になります。
・ 一回の測定で、Basic Rate/Low Energyの出力パワー、変調特性、初期搬送波周波数許容値、搬送波周波数ドリフト、EDR信号の相対トランスミッタ・パワー、周波数安定度/変調精度の複数の測定を実行したり、微分位相デコードを行うことができます。
・ 独自のアルゴリズムにより、Basic Rateの隣接チャネル・パワー測定と、EDR信号の帯域内スプリアス・エミッション測定を、最大79個のチャネル(79 MHz)に対して、ボタン1つで実行できます。
・ 高性能のPXAから低コストのCXAまで、Xシリーズのすべてのシグナル・アナライザを、同じ機能とユーザ・インタフェースでサポートします。
■主な特長と仕様
信号解析
・ Bluetooth(R)コア仕様バージョン2.1+EDRおよびLow Energy(Bluetooth 4.2の最新の機能拡張)に準拠
・ 規格に準拠した合否判定付きのワンボタン測定
・ CXAシグナル・アナライザ内で実行(最高7.5 GHzモデル)
測定
・ 結合出力パワー(Basic RateまたはLow Energy)またはEDR相対パワーのトランスミッタ解析と、複数の測定に関連する変調測定の同時実行
・ 変調:偏移、初期搬送波周波数許容値(ICFT)、搬送波周波数ドリフト、EDR周波数安定度、EDR変調精度
・ スペクトル測定:出力スペクトル帯域幅、隣接チャネル・パワー、EDR帯域内スプリアス・エミッション
・ 複数の結果の表示:RFエンベロープ、復調波形、RFスペクトル、数値表示
性能
・ 出力パワー確度:最大±0.61 dB
・ FM偏移範囲:±250 kHzフル・スケール、公称値
・ 最大79チャネル(79 MHz)のACPおよびEDR帯域内スプリアス・エミッション
・ EDR変調精度: ±1.2 %
その他の特長
・ ライセンス・キーでアップグレード可能
・ 固定およびトランスポータブルライセンス利用可
・ SCPIリモート・ユーザ・インタフェース