TechEyes

2017/08/30

市場動向レポート 「組み込み機器開発の課題と測定器の機能進化」2013年11月号 TechEyes Vol.01

注 : 本記事は、TechEyes 2013年11月号にて発刊された内容をそのまま掲載しておりますので、現在とは異なっている場合があります。


幅広い業種業界の産業用・民生用途を問わず、電子制御を必要とする製品において組み込み技術の普及が一段と進んでいます。いまでは組み込み技術なくしては機器開発ができないといった様相となってきました。こうしたなかで、回路設計では組み込み技術の扱いに対する問題が生じてきています。

今号では、組み込み機器開発の課題と測定器の機能進化について触れてみたいと思います。


マイコンの市場方向性

組み込み技術は聞き慣れたものになってきましたが、用語辞典などで組み込み技術の定義を調べてみると、「特定の機能を実現するために機械や機器に組み込まれるコンピュータシステム」というように記述されることが多いようです。ここで、組み込み機器における中心的なデバイスはマイコンになります。

マイコンの市場動向は半導体メーカのロードマップを参照するのが最も適切ですが、大きな方向性は、処理能力向上(MIPS※1)、多ビット化、多機能化(周辺回路の統合)、低消費電力化などが挙げられます。同時にマイコンのチップ面積を小さくするために微細化も進められています。マイコンには、ビットに応じた分類があります。初期のマイコンはあまり複雑ではない制御が多かったため、使われるマイコンも4ビットや8ビットが大半でした。最近では通信処理や画像デコードまでもマイコンで処理することもあり、32ビットマイコンの需要が増加傾向です。一方で、8/16ビットマイコンも自動車機器やセキュリティ機器などの利用分野を広げる形で市場規模が拡大しています。

※1 Million Instructions Per Second


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