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【展示会レポート】人とくるまのテクノロジー展2019横浜

 TechEyesOnline取材班(TEO)は2019年5月22日(水)~24日(金)にパシフィコ横浜・展示ホールA~Dで開催された、人とくるまのテクノロジー展を回りました。自動車産業の第一線で活躍するエンジニアのための自動車技術専門展として1992年に始まり、28回目となる今年は624社(1197小間)の出展です。出展社カテゴリーは車体メーカ、テスティング、部品・材料、CAEソリューション、カーエレクトロニクスですが、約35%の大きなスペースを占有するテスティングゾーンから新製品、オンリーワン製品など3社を取材しました。
 気流計測技術をベースに自動車試験市場に多くの計測システムを提供してきた日本カノマックスの温熱環境測定用マネキン、ひずみ測定の総合メーカである東京測器研究所のドライブシャフトに挟み込むだけで測定できる摩擦型トルクセンサシステム、車載計器やランプなどの光学測定に定評のあるトプコンテクノハウスの面分光測定が可能な2D分光放射計を紹介します。


❶ 日本カノマックス株式会社 ❷ 株式会社東京測器研究所 ❸ 株式会社トプコンテクノハウス


カスタマイズ可能な車室内環境測定用マネキン

ロゴ

製品名: アメニティーマネキン計測システム
会社名: 日本カノマックス株式会社
説明者: 流体計測事業部 部長補佐 兼 インダストリアルソリューションズディビジョンマネージャー
東山 泰造 氏


東山氏: カノマックスグループは気流や水流などの「流れ計測」と目に見えない「微粒子計測」を軸に計測器の開発・販売をしています。主力製品はクリモマスター、アネモマスター(※)などのハンディタイプ風速計ですが、今回は自動車向けのテスティングですので車室内温熱環境測定用マネキン(図1)を前面に展示しています。風速、温度、湿度、輻射の4パラメータを同時に計測し、ソフトウェアで図や動画など視覚的な表示(図2)をする計測システムです。ボディにセンサを埋め込んだマネキンを車載し、自動車の空調開発に約20年前から使用されています。
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