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【イベントレポート】Keysight World 2019 東京

TechEyesOnline取材班(TEO)は、7月11日(水)~12日(木)にJP TOWER Hall & Conferenceで開催されたKeysight World 2019 東京の展示会場を回りました。キーサイト・テクノロジーは毎年この時期に技術セミナー、ソリューション展示、エンジニア交流パーティーなどで構成されるイベントを開催し、年々規模を拡大しています。今年も5Gをはじめ、自動車、クラウドデータセンタとネットワークセキュリティ、高速デジタルインタフェース、部品・材料評価など、日本が世界を牽引する産業分野に関する多数の企画が用意されました。その中から5Gとネットワークセキュリティ関連を取材しました。「5G VNA」コーナからFR2に対応した新製品P50xxAシリーズ USBネットワークアナライザ、「5G NR規格準拠の信号発生と変調解析」コーナから同じく新製品M9384B VXG マイクロ波信号発生器、「ネットワーク監視とセキュリティソリューション」コーナからIxia Vision ONE ネットワークパケットブローカーを紹介します。

  • ❶ P50xxA VNA
  • ❷ M9384B VXG
  • ❸ Ixia Vision ONE

世界初の小型・高性能53 GHz VNA

コーナ名: 5G VNAソリューション
製品名 : Keysight Streamline USB ベクトルネットワークアナライザ P50xxA
説明者 : キーサイトグローバルマーケティング・アジアパシフィックマーケティング マーケットイニシアチブマネージャー 山口 勲氏
ソリューションエンジニアリング本部 エンジニアリング一部 アプリケーションコンサルタント 長谷川 寛氏

山口氏:5Gで28 GHz帯、39 GHz帯という新しい周波数が世界中で広く利用されるようになり、電子部品も5Gに対応するために新しい開発・製造が始まっています。当社の最上位機種のネットワークアナライザ(ネットアナ)PNAシリーズがその周波数をカバーしています。性能は抜群ですが価格は安価ではないため、今後の製造フェーズを視野に少し廉価版のモデルとして、53 GHzまでのFR2(※)をカバーする新シリーズを今年5月に発売しました。P50xxAシリーズは小型のUSBタイプですが、性能はE5071C(ENAシリーズ)より上です。ダイナミックレンジは140 dBとPNAに迫ります。

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