N9063Cアナログ復調測定アプリケーションを使用すれば、Xシリーズ シグナル・アナライザ N90x0Bをアナログ変調テスターとして使用し、マルチタッチスクリーン操作により、AM、FM、φM、FMステレオ/RDS信号をワンボタンで測定することができます。この測定アプリケーションは、アナログ復調をさらに高速で使いやすく正確にするためのさまざまなツールも備え、8901A/B変調アナライザのユーザーはXシリーズにスムーズに移行することができます。
◎高速で使いやすく正確なアナログ復調解析
アナログ変調品質のすばやい評価が可能
複数のドメインでの解析により、デザインのトラブルシューティングを効率化
選択可能なディテクタとフィルターにより、変調解析を最適化
最高の測定確度により、デザインの信頼性を最大化
■主な特長と仕様
◎信号解析
・ AM変調度、FM偏移、ΦM偏移、全高調波歪み(THD)、信号対雑音/歪み比(SINAD)、FMステレオ(左/右比、モノラル/ステレオ比、38 kHzパイロット周波数、位相誤差)などの変調指標を表示
・ アナログ変調信号の解析に使用するディテクターを選択可能:ピーク+、ピーク-、(Pk-Pk)/2、RMS
・ 4分割表示により、RFスペクトラム、復調波形、AF(変調信号)スペクトラム、復調指標テーブルを同時に表示可能:FMステレオ信号のMPX、モノラル、ステレオ、左右チャネル、RDS/RBDSデコードの表示が可能、トランスミッターの「アタッチ/リリース」タイミングの表示が可能
・ 変調信号をスピーカーで再生(「チューン・アンド・リスン」)
◎測定
・ 最大160 MHzの情報帯域幅で、AM、FM、ΦM、FMステレオ信号の変調解析が可能
・ ワンボタン測定
・ ほとんど完全な復調後のフィルターセットを提供
・ UXAシグナル・アナライザ内で実行
◎性能(ハードウェアに依存)
・ AM変調度確度: ±(0.1 %×読み値+0.05 %)、AM変調周波数確度: ±[(2.5 ppm×読み値)×(100 %/変調度)]
・ FM偏移確度: ±(0.3 %×読み値+0.15 %×変調周波数)、FM変調周波数確度: ±(0.008 %×読み値)
・ ΦM偏移確度: ±(0.1 %×読み値+2 mrad)、PM変調周波数確度: ±(0.008 Hz/‎偏移+0.003 Hz)
・ 最大71 dBのFMステレオSINADと最大76 dBの左/右比(CCITTフィルター使用時)
◎その他の特長
・ マルチタッチ・ユーザー・インタフェースを備えたXシリーズ シグナル・アナライザ専用
・ 固定ライセンスとトランスポータブルライセンスで使用可能
・ SCPIリモート・ユーザー・インタフェース
・ アナログ出力をサポート