概要無線ネットワーク相互のベンチマーキング
Nemo Invex IIは、正確で効率的で使いやすく、さまざまなアプリケーションに対応する、無線ネットワークのベンチマーキングシステムです。
このプラットフォームは、LTE-A 3キャリアアグリゲーション、LTE Cat 12デバイス、VoLTE/ViLTE、VoWiFi/ViWiFi、eMBMSテストなど、最新のテクノロジーをサポートします。
Nemo Invex IIにはさまざまなアプリケーションのテスト機能が備わっているので、YouTube、Facebook、Twitter、Dropbox、Instagramなどの実際のサービスがエンドユーザーから見てどのように動作しているかを比較できます。
Nemo Invex IIモバイル・ベンチマーキング・システムは、強力でわかりやすいソフトウェアとスケーラブルなハードウェアの組み合わせにより、無線ネットワークやデバイスのベンチマーキングに最適なソリューションを実現します。
Nemo Invex IIは短時間で容易に導入でき、重要なサービス品質(QoS)測定や、さまざまな体感品質(QoE)サービステストに対応しています。
これには、最新の音声/ビデオ品質/ビデオストリーミング品質測定アルゴリズム(PESQ、POLQA、PEVQ-Sなど)が含まれています。
強力でスケーラブルなシステム
Nemo Invex IIでは、最大50台のテストデバイスを同時にテストでき、デバイスあたりの消費電力が小さいため、プロバイダー、ネットワークベンダー、規制機関、契約業者は、主要なすべての無線テクノロジーの音声/データサービスのベンチマーク測定を、1回のドライブテストで実行できます。
オプションのキーサイト独自のメディアルーター(特許出願中)通信インタフェースと、AndroidおよびiPhoneスマートフォン用に開発されたアプリケーションにより、必要なPCモジュール(UIC)が少なくなり、ベンチマーキングシステムの全消費電力を削減できます。
オプションのメディアルーター機能をNemo Invex IIに組み込むことで、実際のエンドユーザーの体感を反映したスマートフォン測定結果が得られます。
これにより、エンドユーザーの観点から無線ネットワークの品質を競合他社と比較するためのツールとなり、その結果に基づいてネットワークのトラブルシューティングと最適化が必要な場所を特定することで、顧客満足度を高め、解約を減らすことができます。
■主な特長と仕様
無線ネットワークの競争力を確保して顧客満足度の最適化と解約の最小化を実現
・ 1回のテストドライブで、すべての無線ネットワークの測定/最適化/ベンチマーキングを顧客/QoEの観点から実行
複数の無線プロバイダーのネットワークを相互に比較するための車載ベンチマーキングソリューション
・ 複数の無線ネットワーク/テクノロジーを同時に比較してベンチマーキングを実行
・ 1回のドライブテストですべての測定を実行できるシステム容量
・ 高い確度、インストールと使用の容易さ、高い電力効率
・ LTE Cat 12以上の高データレートのテスト/ベンチマーキングに対応できるデザイン
スケーラブルで汎用的
・ 最大50台のスマートフォンと3台のスキャニングレシーバーをサポート
・ 革新的な熱設計の堅牢なハードウェアにより、信頼性の高い測定を長時間にわたって中断なしで実行可能
・ 管理PCとの無線接続
・ 内蔵KVM(キーボード、ビデオ、マウス)
広範囲のアプリケーションテスト
・ デバイス上の測定を使用して、YouTube、Facebook、Twitter、Dropbox、Instagramなどの実際のサービスがエンドユーザーから見てどのように動作しているかを比較可能
・ 自動スクリプトを使用して、任意のアプリケーションを限定されたパラメータのセットでテスト可能
最新の無線テクノロジーのサポート
・ LTE/LTE-A(Cat 6-12、VoLTE/ViLTE、VoWiFi/ViWiFi、eMBMSテスト)、HSPA+ DC、WCDMA、GSM、1xEVDO、CDMA、iDEN、WiMAX、TD-SCDMA、TETRA
・ POLQA/PESQ音声品質テストおよびPEVQ-Sストリーミングビデオ解析のサポート