アナログ出力
(analog output)
計測器が測定したデータをアナログの状態で出力するもの。温度、圧力、流量などの連続的に変化する物理量を電圧(0~5Vなど)や電流(0~20mAなど)の連続的な信号(アナログ値)として出力する方式。制御機器や記録計への入力に適している。代表的な方式に4-20mAや0-10mVがある。長距離伝送にはノイズに強い電流出力、短距離や簡易な接続には電圧出力、と使い分けされる。一般の計測器には4-20mAが多い。
計測器の主流はデジタル式になり、測定値をサンプリングしてデジタルデータに変換し、半導体メモリに記録したり、デジタル出力(イーサネット、RS-485など)するようになった。半導体メモリが高額で、デジタル伝送が今ほど普及していなかった頃の計測器は、(測定値の表示はデジタル式でも)測定値の出力はアナログが多かった。温度計や振動計などの測定器のアナログ出力は記録計(レコーダやデータロガー、データレコーダなど)に入力され、紙に印字されたり、テープなどの記録媒体に保存された。デジタルが主流になった計測器だが、一部の機種群にはアナログ出力しかないモデルも残っている。
振動、騒音、ひずみ(応力)などの測定データは今でもアナログ値で保存されている例が多い。データレコーダは測定値をアナログで保存していて、再生する機能がある特殊な記録計である。振動やひずみは、サンプリングされたデジタル値でなく、元のアナログ値を保存しておいて、後から解析することを行うために、アナログデータを保存している場合がある。

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