イーサネット
(Ethernet)
コンピューターネットワークの規格の1つ。オフィス・家庭で普及している有線のLAN (10Mbps)に最も使用されている技術規格のため、ほぼLAN(ラン)と同義語になっている。有線LANは、OSI参照モデルの下位2層に相当するイーサネットとその上層の「TCP/IPプロトコル」の組み合わせで使われるため、「TCP/IPプロトコルのネットワークインタフェース層に対応する有線の規格」とも説明される。
高速イーサネット(高速LAN)としてGbpsの速度の規格(ギガビットLAN)があるが、イーサネットの根幹であるCSMA/CD技術を採用していなかったり、LAN向けとWAN向けの2種類の仕様があったり、厳密にはイーサネットでもLANでもない。
イーサネットの語源は「エーテル(Ether)」。20世紀始めまで物理学者は「空間には目に見えないエーテルという物質が充満していてそれが光を伝搬する」と考えていた。