商品説明
冷熱サイクル試験と結露サイクル試験を1台でこなす新発想のハイブリッド型試験装置
ノートパソコンやスマートフォン・携帯電話などのモバイル機器やエレクトロニクス化が進む自動車用電子部品(例えば、ハーネス、ECU、PCU)などは、室外~室内などの移動にともない急激な温度変化にさらされます。当然、このような製品や部品に対しては、急激な高温/低温を繰り返す冷熱サイクル試験が必須になります。また、このような温度変化によって生じる結露も大きな問題です。結露は、電子機器の性能・機能に大きな影響を及ぼし、腐食、マイグレーションや誤作動等の原因になります。そのため、結露/乾燥状態を繰り返す結露サイクル試験も欠かすことはできません。
新開発の「湿度冷熱衝撃装置」は、この二つの試験を1台で行うことができる、新発想のハイブリッド型試験装置です。従来、専用の試験器が2台必要であったものがこれ1台ですみ、低コスト、省スペースで貢献します。
・新発想のハイブリッド型試験装置
冷熱衝撃装置(TSA) 上部の高温器を、湿度制御も可能な高温恒湿器に変更することで、結露サイクル試験を可能にしました。1台で二つの試験ができることで、低コスト化・省スペース化はもとより、試料の出し入れにともなう作業も軽減でき、試験の省力化もはかれます。
その上、ハイブリッド型でありながらも高性能で、車載部品試験において、結露サイクル試験、低温結露サイクル試験、などと呼ばれる試験に対応します。
・必要十分な冷熱サイクル試験機能を装備
低温さらし最低温度、-70℃(TSA-103ES・TSA-203ES / -70℃)、高温さらし最高温度は、+150℃(同/ +200℃)です。EIAJ ED-2531Aなど、試験規格に対応しています。
※規格試験対応(JPCA-ET09(結露試験))については、詳しくはお問い合わせください。
結露サイクル試験は、当初は結露の再現性を主眼(「低温低湿」⇔「高温高湿」の繰り返しサイクル)として開始されていました。現在では、車載電装部品が遭遇する凍結状態を含んだ温湿度サイクルが要求される機会が増えており、それに対応しています。
商品スペック
>>もっと見る【電源】AC200V 3φ 3W 50/60Hz
【方式】ダンパー切替による2ゾーンおよび3ゾーン
【性能※1 テストエリア※2】
・高温さらし温度範囲:冷熱サイクル試験 +70℃~+150℃、結露サイクル試験 -10℃~+100℃
・低温さらし温度範囲:冷熱サイクル試験 -70℃~+10℃、結露サイクル試験 -40℃~+10℃
・温度変動幅:±1℃
・湿度変動幅:±5% rh
【性能※1 高温恒湿器(単体性能)】
・予熱温度上限:+150℃
・湿度範囲:40~95%rh(結露サイクル試験時)
・温度上昇時間:-10℃→+100℃まで30分以内
・温度下降時間:+20℃→-10℃まで60分以内
【性能※1 低温恒温器(単体性能)】
・予冷温度下限:-75℃
・温度上昇時間:-75℃→+10℃まで30分以内
・温度下降時間:常温→-75℃まで60分以内
【温度復帰性能※3 冷熱サイクル試験 復帰条件】
・3ゾーン
低温さらし:-65℃(30分)
常温さらし:周囲温度(10分)
高温さらし:+150℃(30分)
・電源電圧:規定電圧
・センサ位置:試料の風上側
・試料:プラスチックモールドIC 5kg
【温度復帰性能※3 冷熱サイクル試験 復帰時間】
・高温復帰:10分以内(常温→+150℃)
・低温復帰:10分以内(常温→-65℃)
【温度復帰性能※3 結露サイクル試験1 復帰条件】
・2ゾーン
低温さらし:+5℃(20分)
高温恒湿さらし:+25℃ 90%(20分)
・電源電圧:規定電圧
・センサ位置:試料の風上側
・試料:プリント基板 2kg
【温度復帰性能※3 結露サイクル試験1 復帰時間※4】
・高温復帰:20秒以内(+5℃→+25℃ 90%)
・低温復帰:3分以内(+25℃ 90%rh→+5℃)
【温度復帰性能※3 結露サイクル試験2 復帰条件※5】
・2ゾーン
低温さらし:-30℃(60分)
高温恒湿さらし:+25℃ 95%(60分)
※予熱温度25℃ 95%
・電源電圧:規定電圧
・センサ位置:試料の風上側
・試料:無試料
【温度復帰性能※3 結露サイクル試験2 復帰時間※4】
・高温恒湿復帰:5分以内(-30℃→+25℃ 95%)
・低温恒湿復帰:5分以内(+25℃ 95%rh→-30℃)
【試料カゴ耐荷重】5kg(等分布荷重)
【テストエリア寸法】W650×H460×D370mm
【本体外法寸法】W1670×H1900×D1570mm(突起物含まず)
【本体重量】約1300kg
※1 周囲温度が+23℃における場合です。
※2 結露サイクル試験の運転性能には条件があります。詳しくは別途お問い合わせください。
※3 周囲温度が+23℃、冷却水温度+25℃の場合です。
※4 温度のみの性能
※5 12 サイクル(周囲温度によって異なる)に1度程度、サイクル除霜による霜取りが必要です。
※型式については、運用上の型式のため、ご注文後変更される場合があります。ご了承ください。
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該当するカタログが無い場合もありますので、ご了承ください。
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