TechEyes

2017/11/29

市場動向レポート 「二次電池の市場動向と性能評価用測定器」2016年8月号 TechEyes Vol.18

注 : 本記事は、TechEyes 2016年8月号にて発刊された内容をそのまま掲載しておりますので、現在とは異なっている場合があります。

私たちの身の回りには多くの二次電池が使用されています。携帯電話、ノートPC、タブレットPC、自動車など、用途もさまざまです。東日本大震災を契機に、分散型エネルギーシステムへの転換を進め、スマート・グリッド社会を実現しようとの動きが活発になりました。非常用電源としての二次電池(例えば、NAS電池)の設置や、電気自動車(EV)の二次電池のエネルギーを家庭で活用するV2H(Vehicle To Home)も実用化され、普及が待たれています。今号では、進化の目覚ましい二次電池の動向と性能評価のための測定器について触れます。

各種二次電池とその特徴

電池は、化学反応を電気エネルギーに変換する化学電池と、太陽電池のような半導体物理現象で電気を発電する物理電池に分けられます。化学電池は、さらに乾電池のような一次電池、自動車の鉛電池に代表されるような充電・放電が可能な二次電池、および燃料電池に分類できます。化学電池は正極、負極の二つの電極と、その間に充填された電解質から構成されます。二次電池には、鉛電池の他に電動工具などによく使われているニカド電池(ニッケルカドミウム電池:Ni- Cd電池)、ニッケル水素電池(Ni-MH電池)、リチウムイオン電池(Li-ion)などがあり、それらの特徴を表1に示します。中でもリチウムイオン電池は、その高いエネルギー密度と自己放電が小さいことで用途が拡大しています。

表1. 主な二次電池の特徴
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