TechEyes

2017/09/19

市場動向レポート 「飛行機の歴史、航空機産業の市場動向と使用される測定器」2015年5月号 TechEyes Vol.11

注 : 本記事は、TechEyes 2015年5月号にて発刊された内容をそのまま掲載しておりますので、現在とは異なっている場合があります。


私たちの生活に欠かすことのできない交通手段のひとつに飛行機があります。長距離移動の際に飛行機を利用される方は多いのではないでしょうか。最近ではLCC(ローコストキャリア)の登場で航空運賃の低価格化が進んでいます。今まで以上に利用しやすく身近で便利な乗り物になっていくと思われます。飛行機は常に最新の技術を導入し、安全で快適な乗り物として進化しています。今号では飛行機の歴史から民間旅客機の市場の動向に触れ、開発・製造・整備の現場で使用される測定器について紹介していきます。


飛行機の歴史

1903年(明治36年)にライト兄弟が人類で初めて飛行機での有人動力飛行に成功しました。この年を契機に、飛行機の歴史は始まりました。ウィキペディアの「飛行機の歴史」を参照し、これまでの飛行機開発の流れを振り返ってみます。

その時の飛行機「ライトフライヤー号」は木製の骨組みに布を張りつけた機体に4気筒12馬力のエンジンを搭載、木製のプロペラを回転させて12秒間に36.6mを飛行しました(写真1)。1914年(大正3年)~1918年(大正7年)に起きた第一次世界大戦では飛行機が初めて戦争に利用されます。最初は偵察機として活躍していましたが、その後に機銃を取り付けた戦闘機が誕生します。このころから機体には金属が用いられるようになりました。1930年代に入ると、それまでのレシプロ・エンジンに代わる新たな推進機関の研究がはじまります。そして1939年(昭和14年)にジェット・エンジンを推進力とするジェット機「ハインケルHe178」が飛行に成功します。しかし当時のレシプロ機以上の性能が出せず実用には至りませんでした。

写真1. ライトフライヤー号

第二次世界大戦の1939年(昭和14年)~1945年(昭和20年)では飛行機が主体の戦いになります。各国は戦闘機の開発に鎬を削り急速に技術が進歩していきます。この当時の機体のほとんどは金属製となり、レシプロ・エンジン戦闘機の性能は最大速度700km/h、巡航距離は2600kmにも達していました。終戦末期の1944年(昭和19年)にレシプロ機を超える性能のジェット戦闘機が実戦配備されます。

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