TechEyes

2018/01/10

市場動向レポート 「モータの市場動向と性能評価用測定器」2017年4月号 TechEyes Vol.22

注 : 本記事は、TechEyes 2017年4月号にて発刊された内容をそのまま掲載しておりますので、現在とは異なっている場合があります。

モータは、モータショーやモータスポーツなどのように自動車を表す言葉でもありますが、一般的には電気エネルギーを回転などの機械エネルギーに変える電動機のことを指します。日常生活では直接、目に触れるものは少ないですが、私たちの生活は大小たくさんのモータに支えられて成り立っています。浄水場のポンプ、ビルのエレベータ、製鉄所の圧延工程などに使われている大型モータから、電化製品の扇風機や洗濯機まで、果ては携帯電話のバイブレーションモードの振動発生にもモータが使われています。

今号は、このモータについて知識を深め、モータの開発・製造に使われる測定器についても触れていきたいと思います。

モータの分類と市場動向

モータは電磁モータと非電磁モータに大きく分けられます。非電磁モータは超音波モータや静電モータなどです。超音波モータは、圧電セラミックなどの圧電素子を利用し、電気エネルギーを運動エネルギーに変換します。身近なものではカメラのオートフォーカス機構に採用されています。電磁の力を利用したモータが電磁モータで、直流モータ、交直両用モータ、交流モータ、ステッピングモータなど多種多様です。インダクションモータ(誘導電動機)やPM(Permanent Magnet)型モータ(永久磁石型同期電動機)は交流モータの代表といっていいでしょう。

経済産業省生産動態統計年報 機械統計編(旧機械統計年報)の回転電気機械(調査票番号28)を参照しますと、モータなど回転電気機械の生産額の推移を知ることができます(図1)。回転電気機械全体では、生産額は年額1兆円前後で、2007年をピークにリーマンショック後の2009年に大きく落ち込んだ後、回復しましたが、ほぼフラットで伸びは見られません。直近の2015年では9,228億円の生産額でした。

回転電気機械の生産額推移(単位:十億円) 品目(1~31)
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