商品説明
モジュール化、エレクトロニクス化にともない、自動車にはさまざまな部位で電子部品が使用されるようになってきています。しかし、これらの部品はエンジンやギア等から生じる熱で常に高温にさらされ、また同時に、路面からの水跳ねや雨水などによって急激に冷やされます。今回開発いたしました「気槽液槽冷熱衝撃装置」は、このような急激なサーマルショックにさらされる電子部品の信頼性・耐久性試験に最適です。低温槽に水槽を用いることで、気槽による熱衝撃試験装置では実現できない、急激なサーマルショックを試料に与えることができ、より使用環境に近い熱衝撃環境を創造します。
・ユニークな熱衝撃システム
高温槽に気槽、低温槽には水槽というように、高・低温槽それぞれに異なったタイプの槽を用いた、ユニークな熱衝撃システムを採用しています。
従来の冷熱衝撃装置(TSAシリーズ=気槽)、液槽冷熱衝撃装置(TSBシリーズ)では実施できない、新しい冷熱衝撃試験が行えます。
・熱衝撃試験の省力化
従来、水槽を用いた熱衝撃試験は、人の手による水槽への浸せきで行われていました。当製品は、試料の槽間移動によってこれを実現しているため、プログラムを設定するだけで試験を自動的に実行できます。熱衝撃試験の省力化・試験時間の短縮に効果を発揮します。
商品スペック
>>もっと見る【電源】AC200V 3φ 3W 50/60Hz(電源電圧変動:定格値の±10%)
【最大負荷電流】AC200V 58A
【方式】試料上下移動による2ゾーン方式
性能※1
【高温槽 温度範囲】+60℃~+270℃
【高温槽 制御範囲】+60℃~+270℃
【高温槽 温度上昇時間】室温→+270℃ 150分以内
【高温槽 温度変動幅】±0.5℃
【水槽※2 温度範囲】+2℃~+20℃
【水槽※2 制御範囲】+2℃~+20℃
【水槽※2 温度降下時間】+20℃→+2℃ 約150分
【水槽※2 温度調節幅】±2℃(目標値)
【水槽※2 ブライン】上下水(市水)のみ
【槽間移動時間】
約5秒(高温槽と水槽との間の移動)
約10秒(温槽と高水槽との間の移動)
寸法・容積・重量
【外法】W1600×H1892×D1500mm
【テストエリア寸法】W400×H160×D400mm
【テストエリア耐荷重】10kg
【試料カゴ寸法】W400×H50×D400mm×2段
【本体重量】約720㎏(水重量は含まない)
【水槽(水量)】給水量250L=上下道(市水)
コントローラ
【設定方式】タッチパネルによる対話型入力
【表示】バックライト付LCDパネル(カラーTFT)
【温度入力】T熱電対及びK熱電対(jJIS C1602)
【制御方式】PID制御
※1 性能は、室温が+23℃における無試料の場合です。
※2 制御点での各槽単体の性能を示します。
※型式については、運用上の型式のため、ご注文後変更される場合があります。ご了承ください。
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該当するカタログが無い場合もありますので、ご了承ください。
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