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温度と測定器 (後編)

身近なのに、意外と知らない温度の話(米国と日本では大違い! センサーは? どんな測定器で測るの?)

前回に引き続き、温度の測定について後編をお届けします。(前編はこちら


① 温度の測定器 - 1(熱電対・測温抵抗体)

図1

温度の測定に使われる計測器にはどのようなものがあるでしょうか?単体の測定器の例(図1)。TX10(横河メータ&インスツルメンツ)のセンサ(プローブの中身)は熱電対で、HM70(ヴァイサラ)の温度測定用センサは測温抵抗体です。

温度測定をする時に、これら以外の測定器を使用するケースが少なくありません(特に多CH測定時)。ロガーやレコーダーといった多CH測定が得意な機器を使います。本体に温度測定ユニットや汎用入力ユニット(DC電圧+温度測定+etc.)を装着し、温度センサーを接続します。(図2)

■例
LR8400(日置電機)、MV1000(横河電機)、34970A+34901A(キーサイト・テクノロジー)etc.

(注意)
温度センサは測定器には付属しません。利用者にて準備する必要があります。


図2


② 温度の測定器 - 2(赤外線式)

ビデオ・カメラのような外観です。可視光の代わりに、赤外線で撮影することで温度分布を測定します。測定結果は、温度別に色分けされたカラー画像で表示します。温度分布がひと目で分かります。非接触なので、センサーが温度になじむ時間が不要で、リアルタイムの測定ができます。動きのあるものや、近づくことが危険なものでも測定できます。測定対象の温度に影響を与えないで測定ができます。



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