計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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ロータリーエンコーダ(ろーたりーえんこーだ)

(rotary encoder) 回転体の機械的な変位をパルス信号に変換する、角度変位の検出器(位置センサ)。ロータリーエンコーダからのデジタル信号を処理して位置、速度などを算出するので、位置・速度センサである。「エンコーダ」と略して呼ばれることも多い。表記は「ロータリエンコーダ」や「ロータリーエンコーダ―」もあり不統一(メーカによって様々)。 計測方式によってパルス出力は、A相、B相、Z相の3種類がある。MAGTOROL(マグトロール)社のトルクメータにはA相、B相、Z相の3つすべてが計測できるモデルがある。 計測器情報:MAGTROL製品の例

ロードセル(ろーどせる)

荷重の大きさや力を検出するセンサー。

ローラエンコーダ(ろーらえんこーだ)

(roller encoder) ローラ式のエンコーダで、ローラを接触させて測定する計測器。エンコーダは長さや速度などの検出器のこと。小野測器にはRP-7400シリーズという製品がある。同社ホームページの製品ページでは、「データ集録・解析システム」にFFTアナライザが、「センサ・計測機器」にはトルク計やFVコンバータ、騒音計などが掲載されている。「トルク」の横並びに「寸法・変位」があり、その下の「ロータリーエンコーダ」にPR-7400は掲載されている。PR-7400は同社のデジタル回転計(回転 演算表示器)のTM-4100シリーズと組合せて速度計測が、TM-4300シリーズと併用して測長計測ができる。つまりPR-7400は単体では使用しない。また仕様によって形名があり、オプションやアクセサリがある。たとえば「RP-7400 120P/R + RP-0701」は120P/Rが速度計測用、PR-0701はエミッタ出力オプションである。(2023年12月現在) マイクロテック・ラボラトリー株式会社のローラエンコーダREH-30のキャッチフレーズは「ベルトコンベア等の位置・速度を直接測定可能」である。 小野測器は小野義一郎氏が小野測器研究所(個人営業)を1954年に有限会社小野測器製作所にしたことに始まる老舗計測器メーカ。その歴史は「世界で最初に機械量のデジタル計測を確立した」と同社ホームページにある(2023年11月)。早くからフーリエ変換手法による振動解析に着目し、1980年頃には「FFTアナライザなら小野測」といわれた(同社は略称「おのそく」と呼ばれることが多い)。振動計測ではデータ集録機器やレーザードップラ振動計にラインアップを広げ、トルク計測や回転計、騒音計などの計測ツールを自動車業界に提供している。

6分力計(ろくぶんりょくけい)

自動車試験器の一種で、ホイールなどに作用する力を6分力で測定する機器。

露点(ろてん)

[水分用語] 気体を冷却していくとき結露、すなわち凝結が起こる温度。そのため「露点」または「露点温度」といわれる。これは結果的には、空気が水と平衡状態にあり飽和している温度である。セルシウス度(℃)あるいは、他の温度単位(たとえば米国では華氏(℉))で表される。(「気体中の水分管理」の会社、株式会社テクネ計測の「湿度で良く使われる用語」より) 露点(温度)は、dew(デュー、結露)pointの略記でdpと表記される。

露点温度計(ろてんおんどけい)

露点温度を測定する機器。略して「露点計」ということも多い。水は温度が下がると気体から液体に変化する。気体(空気などのガス)中に含まれる水分が水蒸気(気体)から水滴(液体)になる温度を露点温度という。露点温度計は水分量や湿度測定ができる。

露点計(ろてんけい)

空気中に含まれる水分は気体の状態だが、空気の温度が下がると液体になる。空気中の水蒸気が水滴となる温度を、その空気の露点という。露点計は気体(空気などのガス)の露点温度を測定する機器。「露点温度計」ともいう。空気中の水分の量によって露点温度は変わるので、露点から水分量を算出できる。つまり露点計は気体の水分測定(水分量、濃度%)ができる。これは湿度と同じことなので、湿度計を露点計と呼称している製品もある。露点計には2つの種類(鏡面冷却式、静電容量式)がある。湿度計ではヴァイサラ、露点計ではミッシェル、と海外メーカが有名だが、国内メーカのテクネ計測もラインアップがある。アズビル(旧山武)にも「温度/湿度/露点温度センサー」のような品名の製品がある。 SAWデバイスの1種であるボールSAWセンサを使った露点計が2010年代後半に商品化されている。東北大学のスタートアップ企業、ボールウエーブがつくった。測定速度が速いことが特長である。(参考記事に同社のガスクロマトグラフの取材あり)

ロングパスフィルタ(ろんぐぱすふぃるた)

非接触温度計(放射温度計、サーモグラフィー)に使われる。日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」によれば、「ロングパスフィルタ:ある波長より長波長の赤外エネルギーを透過させる光学材料。もう1つ、狭帯域の透過特性を持つフィルタはBPF(band-pass filter)と呼ばれ、主に、ガラス用フィルタ、プラスティック用フィルタ、火炎用フィルタがある。」

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