2025/11/28
環境問題に関連する3R(スリーアール)をご存じでしょう。Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の頭文字をとった言葉です。わかりやすく言えば、「ごみを減らして資源を大事に使いましょう」です。優先順位は3つの行動順とされています。本稿で扱う「リサイクル」は、ある面では環境問題を解決する方策として最後の砦(とりで)と言及しても良いでしょう。本稿では、「リサイクル」について解説します。先ず、「リサイクル」の定義と求められる背景、関連した歴史を紹介します。その後に、「リサイクル」に関連した法令やJIS、海外の動向を概説します。次に「リサイクル」の主な3つの手法、日本における「リサイクル」の現状を述べます。さらに、「リサイクル」に関するトピックスとして、有機塩素系プラスチックの問題点、識別マーク、脱プラスチックの課題、江戸のリサイクル、レアメタルのリサイクル、王水によるリサイクルを紹介します。そして、リサイクルの今後について述べます。最後にリサイクルに関連した計測器を紹介します。
2025/08/12
テクトロニクスは毎年7月に技術講演とソリューション展示のTIF(Tektronix Innovation Forum)を開催します。今年は7月3日(木)にステーションコンファレンス東京でTIC(Tektronix Innovation Conference)が行われました。TechEyesOnline取材班(TEO)は展示会場の注目製品を紹介します。ドイツのPE-Systemsは2022年に自動ダブルパルステスタを開発しました。技術者のエヴァンス氏が概要を語ります。双方向DC電源の老舗 Elektro-Automatikは昨年、テクトロニクス・ファミリーになりました。バッテリの充放電試験、インピーダンス測定の新製品と市場を伺います。テクトロニクスは計測器からPCへ超高速データ転送を行う、RPCベースのTekHSIを2024年8月に発表しました。自動計測コーナで従来のVISAとの比較デモを取材します。以上の3つ以外に、展示 10コーナを写真で紹介します。
2024/11/13
電力系統に設備されている電気機器は保守・点検が欠かせない。電力インフラの高圧機器の試験に注力している双興電機製作所(SOUKOU)は、保護リレー試験装置、耐圧試験器、遮断機試験器などを多く製造している。継電器と試験器の変遷、高圧と特別高圧の違い、リレー試験と耐圧試験の頻度など、高圧機器試験の基礎について同社東京営業所で取材した。太陽光発電関連の法改正やPCB特措法によるリレー試験器や耐圧試験器の需要変化など、最新の市場動向にも触れる。関東で販売実績が多いリレーメーカはどこか、電力機器の試験専業メーカならではの凝縮した内容のインタビューとなった。
2024/08/29
リレーは英語「relay」の造語です。意味は「受け継いで次につなぐ」です。日本語では「継電器」となっています。語源はラテン語とされており、フランス語を経由して15世紀頃に英語となったようです。本稿では、リレーの技術を概説します。最初にリレーの定義と歴史を紹介します。次にリレーの基本原理、分類、接点の構造・形状を解説します。電気機械式リレーの構造や回路図、外観から始まり、シングルステイブルやラッチングの動作、色々な種類がある接点(a接点、b接点、2a2b接点、4c接点など)を図解します。さらに、安全リレー、リレー駆動回路、およびリレーの動特性を概説します。リレーの駆動回路には、保護のためにダイオード方式やスナバ回路、アクティブクランプ方式などがあります。これらを回路図で説明します。その後に、リレーに関する不具合事例や、回路の遮断機能であるフューズ、特殊なリレーを紹介します。自動車に多く使われている各種のフューズを図や表で解説します。最後にリレーに関連した計測器の例を示します。
2024/07/30
本サイトでは、過去に製品の表面を加工する技術として「塗装」を紹介しました。「塗装」は主として樹脂材料等の塗料を塗布する方法ですが、材料の表面に別の金属を形成する手法として「めっき」が挙げあられます。身近のさまざまな用品や、自動車用部品において適用されています。本稿では、めっきの歴史や手法について概説します。最初にメッキの定義から始め、歴史、目的、めっき材料の特徴を紹介します。次に、めっきの種類を湿式法と乾式法とに分類した体系図を示します。その後に、各方式の概要について述べます。湿式法については、電気めっき、無電解めっき(置換めっき、化学還元めっき)を、乾式法については溶融めっき、溶射、気相法を概説します。気相法については、PVD(物理蒸着法)とCVD(化学蒸着法)の観点で複数の手法を述べます。また、プラスチック素材へのめっき適用や、ひっかけ、バレルめっきなどのめっき工法、硬さ試験などの評価方法、環境規制(RoHS指令など)について触れます。最後にめっきに関連した計測器の例を示します。