「オシロスコープ」の検索結果

市場動向

2025/03/31
日本パワーエレクトロニクス協会(PWEL)はパワエレ業界の発展に貢献すべく、2017年から技術者向けフォーラムを始めました。コロナ禍によってWebに限定していたフォーラムも2024年から会場への参加者を増やし、2025年2月7日(金)には計測器メーカ4社が実機展示を行いました。TechEyesOnline(TEO)は展示場を回り、パワエレの計測器、試験手法の最先端をレポートします。 ガウスメータを初めて国産化した電子磁気工業は磁気計測の老舗です。開発中の直流磁界(静磁場)を可視化する試作品や、軟磁性材のB-H測定などを紹介します。ケミトックスは創業50年、ISO/IEC 17025認定の独立系試験機関です。増加するV-t試験やパワーサイクル試験について伺います。パワエレのソリューションに注力するオシロスコープメーカ3社の展示を写真で紹介します。最後に、セミナー教材を展示しているPWELに現在の事業概要を伺いました。
2025/03/10
エレクトロニクスの開発・実装展 ネプコン ジャパンとクルマの先端技術が一堂に集まるオートモーティブ ワールドが、2025年1月22日~24日に東京ビッグサイト東ホールで開催されました。7展で構成されるネプコン ジャパンから2社、8展で構成されるオートモーティブ ジャパンから1社の計測器・試験装置をTechEyesOnline取材班(TEO)が取り上げます。その他の8社の展示品を写真で紹介します。 モジュール計測器の老舗 ナショナルインスツルメンツ(NI)には、電源管理IC(PMIC)やエラーベクトル振幅(EVM)などを高速・高精度に評価するPXIシステムがあります。平山製作所は1970年代から高加速寿命試験(HAST)装置を製造・販売しています。高性能と高品質を安価に提供するリゴルは、エントリーからミドルクラスのオシロスコープを充実させています。3社の最新ソリューションや新製品を紹介します。
2024/09/05
テクトロニクスは2010年代からプライベート・イベントを開催するようになり、現在は技術セッションと計測器・ソリューション展示のTIF(Tektronix Innovation Forum)を毎年行っています。今年のTIF2024は7月11日に開かれ、大学の研究者などの講演やパートナー企業のソリューション展示がされました。TechEyesOnline(TEO)取材班は展示会場で、今回は計測器ではなく最新技術やソリューションを取材しました。まず、オシロスコープの測定結果を自動判定するAIプラットフォーム。ICを組み込んだ製品の自動測定・波形評価を長年行ってきた東芝情報システムが、測定と判定を自動化する新製品を開発しました。次に、ADASなどに導入が期待されるLiDARの、機構や精度を革新するフォトニック結晶レーザー(PCSEL)。現状の半導体レーザーの課題とPCSELで何が変わるのか、京都大学の研究者がデモを交えて解説します。最後はカメラの高解像度規格として2020年に発表されたMIPI A-PHY。Valens SemiconductorのA-PHYチップセットを採用した、初のカメラモジュールを日本ケミコンが発売しました。GMSL、GVIFなどの複数規格が競う、車載カメラI/Fの最新事情を伺いました。
2023/11/10
キーサイト・テクノロジーはKeysight World 2023を8月29~31日、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターで4年振りの対面開催をしました。TechEyesOnline(TEO)取材班は会場内の展示コーナから3つの最新計測ソリューションを取材。1.「5G/FR2、サブテラヘルツ トラック」から、IoT機器ベンダの開発時期に合わせて今年2月発売の新製品、ローカル5Gの最新規格(リリース17 RedCap)に対応したシグナリングテスタE7515R。2.「高速デジタル、光電融合 トラック」から、IOWNなどで世界の先端企業が進める光半導体(シリコンフォトニクス)の実用化で必要になる光電融合デバイスの測定システム。偏波コントローラなどで光コンポーネント評価に実績のある同社が、光導波路の測定原理から測定系構築までを解説。3.最新の最速BERTによるPAM4/120Gbaudの光送受信モジュールの実演。広帯域オシロスコープを併用した伝送品質評価が用途によってどう行われるか、最先端のBER評価を紹介。
2023/09/14
テクトロニクスは7月6日 (木) にTektronix Innovation Forum (TIF2023) をステーションコンファレンス東京で開催しました。同社のイノベーション・フォーラムはコロナ禍で2020年からオンライン開催でしたが、4年振りに対面での開催となりました。会場内の製品展示コーナから、TechEyesOnline (TEO) 取材班が新製品や計測ソリューションを紹介します。まず、広帯域オシロスコープとBERTによる試験とは異なるPCI Expressの新手法が開発されました。新製品のマージン・テスタ TMT4は短時間で簡便にテストができ、価格も従来機材より安価です。次は、業界標準だったA6906シリーズの後継として2010年代にリリースした光絶縁プローブが、第二世代のTIVPシリーズになり、GaNやSiCの高速スイッチングに対応しています。パワー半導体のダブル・パルス・テストを紹介します。さらに、車載EthernetのPAM3アイパターンのオンリーワン測定手法、オシロスコープのFFT解析 (FRA) の最新トレンドを取材しました。

学び情報

2025/01/14
電気測定器を理解するための基礎知識から、よく使われるデジタルマルチメータとデジタルオシロスコープの基礎と使うための注意事項ついて解説する。最後に測定器を長期に渡って安心して使うための校正について解説する。 記事は気軽に読んでいただけるようにするために、可能な限り事前の知識がいらないようにした。 第4回は「オシロスコープ用プローブとは」「10:1受動プローブ」「AC/DC電流プローブ」「高電圧差動プローブ」について述べる。メーカごとに異なるプローブインタフェースや周波数ディレーティングなどの、プローブの選び方/使い方の基本や、安全に使うための注意事項も説明する。パワーエレクトロニクスや高速シリアル通信で使われる差動プローブについても触れる。テクトロニクスの代表的なオシロスコープと受動プローブの組み合わせを一覧表にした。
2024/12/16
電気測定器を理解するための基礎知識から、よく使われるデジタルマルチメータとデジタルオシロスコープの基礎と使うための注意事項ついて解説する。最後に測定器を長期に渡って安心して使うための校正について解説する。 記事は気軽に読んでいただけるようにするために、可能な限り事前の知識がいらないようにした。 第3回は「波形を測る測定器とは」「デジタルオシロスコープの構造」「オシロスコープを安全に使うために」について述べる。波形測定器の歴史を電磁オシログラフ、アナログオシロスコープ、デジタルオシロスコープを例に挙げて概説する。現在主流となっているデジタルオシロスコープについては詳しく述べる。構造や基本操作を示し、最も大事な機能であるトリガをテクトロニクスの最新モデル 2シリーズMSO (MSO22/MSO24) で紹介する。最後にオシロスコープで感電しないための使い方、注意点を図で説明する。メーカ執筆の解説書を中心にオシロスコープの主要な入門書を表にした。
2024/08/13
オシロスコープのプローブは多くの種類があり、用途によって使い分けられています。本稿はプローブの役割の説明から始まり、主要な電圧・電流プローブの原理、構造、仕様、用途などを述べ、代表的なモデルを紹介します。パッシブプローブ(標準、高電圧)、アクティブプローブ(シングルエンド、差動)、電流プローブ(カレントトランス、AC/DC電流プローブ)、ロゴスキーコイル電流プローブ、ロジックプローブを説明します。用語解説や関連する技術解説記事、代表モデルの詳しい仕様も案内します。最後に、主要なオシロスコープメーカのプローブのモデル数を種類別に一覧表にしました。パワーエレクトロニクスや高速シリアル通信など、時代の要請に応える波形測定には各種のプローブが使用されます。メーカによって名称・品名が異なる電圧・電流プローブを整理して概説したので、プローブの基礎・入門となっています。基本的な使い方にも触れました。
2024/02/22
オシロスコープはトリガを使って電子回路の挙動を測定する「波形の観測器」から、「信号の良否判定」、「デバッグによる不具合解決」、「通信規格のデコード表示によるバス解析」と、用途が拡大した。用途に合わせてトリガ機能も改良・強化した。本稿ではミドルクラスの代表的なモデルのトリガ機能を調べ、基本的な順番に整理して図表で概説し、用途や用語解説を添えた。各メーカによって名称が異なるトリガの種類を一覧表にしたので、具体的なトリガ機能の入門書となった。エッジトリガ、パルス幅(Pulse Width)トリガ、ラント(Runt)トリガ、ロジック(Pattern)トリガなどから、最近のシーケンストリガ(遅延トリガ、Bトリガ)、ウィンドウ(Window)トリガ、ゾーントリガ、シリアルトリガまでマニュアル掲載順に従い、基本的なトリガ機能から順番に解説した。
2023/12/27
オシロスコープの周波数帯域別の販売台数は2021年に「1GHz以上」が「1GHz未満」より多くなった。4.5桁以下のデジタルマルチメータの台数は過去5年間で減少し、6.5桁は(すでに5.5桁より台数が多く)年平均数%で伸びている。このようなデータを元にフルークは2023年春にマルチプロダクト校正器の新シリーズ55x0Aを発売し、秋にはオシロスコープ校正オプションを発表した。10月にフルーク 校正器営業部(品川)で開催された「オシロスコープ校正の基礎セミナー × 新製品発表会」では、大手オシロスコープメーカや校正事業者のデータを披露して、それらを背景として発表した新製品のデモやハンズオンが行われた。校正器のトップベンダとして熟知するオシロスコープやDMMの動向や、オシロスコープ校正の周波数帯域の向上(2GHz)、立ち上がり時間とSSB位相雑音の改善、VSWRの仕様化、6.5桁DMMでTUR 4:1、大電流アプリケーション(30A/1500A)などの新製品の特長を、TechEyesOnline取材班がレポートする。

計測器

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セミナー情報

2022/05/24
キーサイト・テクノロジーが開催する技術トレーニングです。リアルタイム・デジタル・オシロスコープの測定原理を正しく理解し、電気信号を正しく評価する方法を身につけることができます。測定原理を豊富な実習と織り交ぜながら、わかりやすく説明致します。2022-06-18