計測関連用語集

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超絶縁抵抗計(ちょうぜつえんていこうけい)

(super insulation resistance tester) 高抵抗や微小電流の測定器。略称:超絶縁計。「超絶縁(抵抗)計」は「絶縁抵抗計 」と1字違いでよく似た名前だが同じではない。絶縁抵抗計はメガー (保守用の絶縁測定器)、超絶縁計はエレクトロメータ(微小電流測定器)である。絶縁抵抗計(メガー)の外観はハンドヘルドだが、超絶縁抵抗計(エレクトロメータ)はベンチトップである。エーディーシー(旧アドバンテスト)はエレクトロメータをラインアップしているが、以前は「超絶縁抵抗計/微少電流計」という品名のモデルがあった。 日置電機のラインアップに「超絶縁計」があるが、これは旧東亜DKK製品を移管した流れの製品群で、最近は日置で開発されたモデルもある。モデル番号のSM(E)-xxxxは東亜DKK時代からの名残で、日置電機の形名(古くは数字4桁、最近はアルファベット2文字に数字4桁、たとえば「絶縁抵抗計IR4051」など)とは背景が異なる。日置電機ホームページの製品ページでも、「超絶縁計」は「LCRメータ・抵抗計」(カテゴリー:回路素子測定器)に、「絶縁抵抗計」は「DMM・テスタ・現場測定器」(カテゴリー:電圧・電流・電力測定器)に掲載されている(カテゴリーが異なる)。

チョーク・コイル(ちょーくこいる)

(choke coil)インダクタとして使用される電子部品であるコイルをチョーク・コイルと呼称することがある。chokeは「むせさせる」「ふさぐ」「窒息させる」という意味があり、この場合は「交流を阻止する(通さない)」という目的でコイルを使用するので、「チョーク・コイル」と呼んでいる(表記は「チュークコイル」もある)。コイルとチョーク・コイルは違う部品ではなく、使い方によって呼び方を変えている。 電源回路に使われるインダクタの俗称ともいえる。略称:チョーク。インダクタンス値を大きくしたトランスは、直流と低周波には影響せず高周波を遮断するので、ノイズを抑制するフィルタのような役割をする。チョークコイルをこのように定義することもできる。コイル(インダクタ)のことをチョークと呼んでいるエンジニアもいる。 インダクタンスは用途に応じてトロイダルコイル、ソレノイド、フィルタなど様々な呼び方をされる。そんな一例といえる。

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