カテゴリー検索
索引検索
検索用語一覧
12件
各用語の詳細ページでは関連用語などを確認することができます。
このアイコンが表示されている用語には、詳細ページに図解や数式での説明があります。
- マイクロコントローラ(まいくろこんとろーら)
-
(microcontroller)メモリやI/Oを内蔵して、電子機器の制御に特化した低価格のマイクロプロセッサ。制御用ICのこと。
- μs(まいくろせっく)
-
(micro second) 時間の単位「マイクロ秒」の表記。μ(マイクロ)は10のマイナス6乗の接頭辞。0.000001 秒に相当。秒は「セック」と発音(呼称)することが多い。オシロスコープや信号発生器などの計測器で設定や表示に良く出てくる。 参考用語:ms(ミリセック)、ns(ナノセック)
- μm(まいくろめーとる)
-
(micrometers) k(キロ)やm(ミリ)は「10の〇乗」を表す接頭辞として、周波数のkHz(キロヘルツ)や時間のms(ミリセカンド、ミリセック)がある。1mm(ミリメートル)は1mの1/1000だが、さらに1/1000を1μm(マイクロメートル)という。国際単位系のSI単位では「マイクロメートル」と呼ぶが、以前はμと書いて「ミクロン」とも呼んでいたので、μmを「ミクロン」と呼ぶことがいまでも多い。また「メートル(meters)」は通常の会話では「メータ(meter)」と呼ばれるので、μmを「マイクロメータ」と呼ぶことも多い。たとえば、「道幅は6m」はロク メートルではなくロク メータと通常の会話ではいっている。このようにμmはマイクロメートル以外に「ミクロン」や「マイクロメータ」という呼び名がある。 1μmの1/1000は1nm(ナノメートル)で、nano(ナノ)は小さいことを示す表現で使われている(nano tech:国際ナノテクノロジー総合展・技術会議)。1nmは10のマイナス9乗メートルだが、さらに1桁下の0.1nmをオングストローム(angstrom、記号:Å)と呼ぶ。原子や分子の大きさ、光の波長などを表すのにこの単位が適しているため、化学や物理の分野で使われている。 μm(ミクロン)やnano technology(ナノテク)など、小さなサイズ(大きさ、長さ)は活発に研究されている技術分野といえる。 参考コラム:【編集後記】130年ぶり質量単位キログラム定義改定 !
- マグネトロン(まぐねとろん)
-
(magnetron)マイクロ波を発生させるために使われる真空管。電子レンジやレーダーに利用されている。電波であるマイクロ波を発生するので磁電管とも呼ばれる。電子レンジはマグネトロンをインバータで出力制御する構造になっている(インバータを使わない構造の製品もある)。
- マシンビジョン(ましんびじょん)
-
(machine vision) 英語を直訳すると「機械・視覚」である。まずビジョンとは「カメラによる撮像からデータ認識まで」を意味する。カメラが撮った画像をアルゴリズムによって整理し、対象の状態や位置などを演算して機器の動作に活かすことをビジョンセンサという。つまり人間の目のような働きと、それを元にした動作をマシン(産業機器)が行うのがマシンビジョンである。具体例では生産ラインなどのベルトコンベアに流れてくる部品や製品の検査である。欠陥や位置ずれなど、目的とする検査項目によってプログラムをつくり、検査システムが稼働する。いいかえると、マシンビジョンとは「コンピュータが視覚情報を取得し、解析することで、人間のようにモノを見分け、測定し、検査する技術、またはバーコードや文字などを読み取る能力そのもの」といえる。「マシンビジョンは異物検査などに活用されている技術、コンピュータビジョンは個人を特定する顔認証システムなどに応用されている」という説明もあり、検査機器はコンピュータと一体だが、コンピュータビジョンではなくマシンビジョンと呼ばれている。検査機器は工場内で稼働するので、カメラと画像処理だけではなく計装(フィールドバスなど)の技術もマシンビジョンの機器の関連技術である。マシンビジョンは、生産ラインの自動検査やロボットの運用にも影響する技術分野でもある。 毎年12月にパシフィコ横浜で開催される国際画像機器展は「国内最大・最先端のマシンビジョンの展示会」といわれている。主催者のアドコム・メディア株式会社は同じく画像関連の展示会、「画像センシング展」を(同じくパシフィコ横浜で)6月に開催している。こちらは主に画像センシング技術(センサ、デバイスなど)に特化した「技術に力点を置いた展示会」で、国際画像機器展は画像機器全般(カメラ、レンズ、画像処理機器、ロボティクスなど)が展示される。国際画像機器展はマシンビジョンが象徴するように、画像技術を使った生産性や品質の向上、自動化・省人化などがテーマになっている。 生産ラインに応用されるマシンビジョンは、代表例として「工場内の計測・検査」があるので、計測関連用語といえる。ただし一般の電気計測器メーカではなく、産業用の照明メーカなどが検査機器を提案している。
- マスコン(ますこん)
-
マスター・コントローラー(master controller)の略称。日本語では「主幹制御器」。鉄道車両の運転台にある操縦かんのようなもの。運転手が鉄道車両の出力や速度を制御するために操作する装置。鉄道車両の電動車には床下にVVVFなどの電機品が装備され、モータを制御している。マスコンで電機品を制御して電車の速度を調整する。VVVFなどの電機品の設計・開発・試験にはデジタルパワーメータなどの、カテゴリー「電圧・電流・電力測定器」の機種群が使われる。鉄道用のVVVFなどのインバータには最先端のパワー半導体であるSiCなどが採用されて、省エネ・小型・効率化が始まっている(東芝や三菱電機が自社開発したSiCを搭載したVVVFを、東京メトロやJR東海の新幹線などに納入している)。そのため、半導体開発・試験用の計測器も関係する。 マスコンは計測器とは直接は無関係だが、「鉄道会社向けの電機品のメーカ」が顧客である計測器の営業マンにとって「マスコンは顧客と会話するための基本用語」である。
- マスタ/スレーブ(ますたすれーぶ)
-
(master-slave) 複数の機器が協調して動作するときに、制御・操作を司る「マスタ」機と、マスタ機の制御によって動作する「スレーブ」機に役割分担する方式のこと。主にコンピュータネットワークで使われるが、ロボットなどの遠隔操作にも導入されている。最近、電動化が進展する車載ネットワークでもECU間の通信に使われている。 「マスター/スレーブ」や「マスタースレーブ」、「マスター・スレーブ」などの表記もある。マスタスレーブ方式やマスタスレーブ型、などの表現もされる。「マスタ」は「マスター」とも表記され、不統一。 マスタとスレーブという関係はネットワークにつながるノード(各端末、デバイス)の関係を示すことばとして使われ、マルチマスタ方式とシングルマスタ方式がある。 複数の計測用電源をつないで使うとき、マスタとスレーブを設定する使い方は、国産の電源メーカでは普通に行われている(マスター/スレーブ・コントロール)。マスタは親器、スレーブは子器と呼ばれる。 計測器で「マスタ」というと、ROMライタでは「元のデータ」をマスタデータという。日本カノマックス株式会社の製品、アネモマスター風速計、クリモマスター風速計のマスタは「達人、名人、使いこなす、極める」の意味で使われている。アンリツにはサイトマスタ(ケーブル・アンテナアナライザ。無線工事で使う現場測定器)、ネットワークマスタ・プロ(OTN/SDH/SONET関連測定器)がある。こちらも達人・名人の意味である。 masterは主人、slaveは奴隷である。この表現は欧米の慣習から命名されたことばで、白人の世界観(感覚)が現れた表現だと筆者は思う。コンプライアンスがやかましい現代では、マスタ/スレーブを言い換える風潮がある。代替案は、「primary/secondary(プライマリー/セカンダリー)」、「main/replica(またはsubordinate)、メイン/レプリカまたは従属物」、「requester/responder(リクエスター/レスポンダー)、これはクライアント/サーバに似たネーミングだが主従が逆になっている」、「leader/follower」、「primary/replica(またはstandby)」などの使用が推奨されているが、ほとんど浸透しているようには思えない。
- MATLAB(まとらぶ)
-
米国MathWorks(マスワークス)社の数値解析ソフトウェア、プログラム言語の名称。同社にはブロック線図を使い、時間的に変化する動的なシステムを直感的に表現・検証するモデルベース開発(MBD)ツールのSimulink(シムリンク)がある。Simulinkはミッション クリティカルな分野に適していて、自動車業界での使用率が高い。SimulinkはMATLAB上で動作するソフトウェアである。 MathWorks Japanのエンジニアはパワーエレクトロニクス分野への参入を狙い、パワエレフォーラムで頻繁に講演を行っている。 計測器の中にはMATLABに対応しているモデルがある。
- マルチプレクサ(まるちぷれくさ)
-
(multiplexer) 複数の入力をひとつの信号として出力する機構(部品や装置)。製品によって「マルチプレクサ」、「多重装置」、「多重化装置」、「合波器」などの名称がある。略記:MUX(マックス)。 電子回路では複数の電気信号をひとつの信号にする回路を指している。通信の装置では伝送路の前段に配置されるTDM(Time Division Multiplexer、時分割多重化装置)が代表例。TDMもMUXと略記されていることが多い。 メーカによっては切り替え器のことをマルチプレクサという品名に命名している場合もある。時々、切り替え器(スイッチ)の意味でマルチプレクサという表現が使われていることがあるが、計測器のスキャナのように、回路を時間的に切り替えて複数のデータをひとつの信号として取り出すのが本来、マルチプレクサである。切り替え器にスイッチの切り替えタイミングの制御機能が付いているのがマルチプレクサといえる。 参考用語:擬似ランダム・ワード・ストリーム
- マルチマスタ方式(まるちますたほうしき)
-
1つのネットワーク内で複数のマスタがスレーブに対して通信できる方式。もう1つの方式としてシングルマスタ方式がある。
- マンガン乾電池(まんがんかんでんち)
-
プラス極に二酸化マンガンが使われている電池。休み休み使うと電圧が回復するのが特徴なので、少量の電流を連続して必要な製品や使用時間が短くて長く休ませるような製品に向いている。
- MyAssets(まいあせっつ)
-
横河レンタ・リース(株)が提供する、企業向けのクラウド型計測器管理・データ活用ツール。 電気・電子機器などのメーカが保有する何百台(以上)の計測器は、一般的には品質保証部門で精度維持管理がされている。そのメーカが自社の品質を対外的に示すためにISO 9001などの認証を取得していれば、校正の規定や運用が必須である。認証を得ていなくても、生産・製造に関わる試験設備は精度保証をするために校正対象になる。資産である計測器の棚卸や校正管理(校正周期に合わせた校正の実施)をするアプリケーションソフトウェアが多くのメーカから多数、発売されている。 横河レンタ・リースは約40年間、電子計測器のレンタル業をする中で、自社の標準室(校正施設)を維持・増強し、毎日多くの計測器の校正作業をしている。早くから校正管理システム(ソフトウェア)も構築し、MyAssetsは何世代目かの同社の最新校正ツールにあたる。MyAssetsは単に計測器管理をするだけではなく、データ活用までを見据えている。2025年に新機能として、実稼働モニタリング(計測器の電源投入状態を監視して、稼働率と消費電力量を見える化するIoTサービス)やTechEyesOnline連携(顧客の登録計測器の仕様などの技術情報の連携や、計測器の教育プログラムの利用)などが追加された。 企業が抱える高額な資産(何千台以上の計測器)を上手に管理・運用することが、企業のDX化に求められているのでMyAsettsは時代にマッチしたツールである。技術畑の計測器レンタル会社として発足し、取り扱い商材をIT機器に拡大し、2026年度には「取り扱いPC台数が国内最大級になる」自動倉庫を稼働させる(2026年3月27日プレスリリース)予定の同社ならではの計測器管理ツールがMyAssetsである。同社は単にレンタル業だけではなく、hpの老舗リセーラとしてコンピュータを販売し、自社製のソフトウェアも手掛けている(エンジアリング事業部門があり、ソフトウェア開発をしている)。計測器と校正を熟知し、かつソフトウェア開発ができる同社は古くから計測器管理手法を構築し、ユーザに提案してきた。 横河レンタ・リースのMyAssets 一般的にMy Asset(マイ・アセット)は「自分の資産」を意味する。現金、預金、株式、不動産など、個人が保有するすべての財産や資産を指している。千葉県松戸市には(株)Myアセットという不動産会社がある。ゲームでは素材(アセット)を管理する個人専用の保存場所やリストの名称にもなっている。
- ◀
- 1
- ▶