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- AirLogger(えあーろがー)
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アドバンテストのワイヤレスデータロガー(無線式ロガー)の商標。機種は、2015年1月発売のWM1000、2017年11月発売のWM2000の2シリーズがある(2020/10月現在)。 温度、電圧、ひずみを多チャンネルで測定できる。PCをホストとして動作する。PCのUSBポートに接続する通信ユニット(親機)に複数の各種測定ユニット(小型の子機)が無線で測定データを送るという、他社にないオンリーワンの製品群(※)。センサ(各測定ユニット)が小型なため、従来は装着できなかった回転体などの電圧・温度・ひずみが測定可能。アドバンテストの新企画商品開発室が企画・開発し、ほとんどの国内自動車メーカに採用されている。クラウドの活用など、アプリケーションを増やし、売上を伸ばしている。 (※)2021年10月に小野測器が発表した無線温度計測システムWC-1000/WT-1000シリーズは構成がWM2000とほぼ同じで、センサがより小型のため、「業界最小クラスのコンパクト&スリムなモジュール」とPRしている。自動車業界にデータ集録機器を販売してきた同社も、小型センサの無線式データロガーに参入したことで、このタイプのモデルが主流の1つになろうとしている。
- エアリークチェッカー(えありーくちぇっかー)
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JFEアドバンテック株式会社の、「気体が漏れている場所がどちらの方向化かを探し出す」測定器の品名。モデルMK-730。
- エアリークビューアー(えありーくびゅーあー)
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気体漏れ箇所を可視化するJFEアドバンテック株式会社の設備診断機器。工場などの気体漏れの音をセンサで捉えて、カメラ画像上に音の場所を色で示す、新しい測定器として2016年にMK-750を発売し、2020年12月に小型・軽量化したMK-750STを発売した。現場用のハンドヘルドの測定器をラインアップするフルークは2019年にMK-750とほぼ同等のモデルii900工業用超音波カメラを発売。JFEアドバンテックはMK-750のユーザの声を聞いて2機種目を開発したが、フルークも2020年に次モデルii910音響イメージャーを発売している。参考記事(会員専用):「【展示会レポート】IIFES(アイアイフェス)2022」2022年1月28日にMK-750-STを取材し、製品の特長や販売先を取材。
- AEアナライザ(えーいーあならいざ)
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エヌエフ回路設計ブロックのアコースティックエミッション測定器の品名。個体が変形(破壊)する際に出る弾性波(アコースティックエミッション)はひずみエネルギーが音波になったものだが、同社はAEセンサや、センサからの信号を処理する計測システム(ユニット)を従来からラインアップしていた。2021年11月にAEアナライザAE9701/9702を発売した。AEセンサからのAE信号をリアルタイムに波形表示やFFT表示をして、特徴データの抽出をできる。ハードウェアと解析ソフトウェアで構成されている。 計測器情報:AEアナライザの製品例
- SIF(えすあいえふ)
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(San-ei Image Temp Format)日本アビオニクス株式会社のサーモグラフィカメラ(熱画像計測器)TH3100シリーズ、TH5100シリーズで用いられている保存形式(拡張子)。1つのファイルに1000データ(画面)まで入る。関連用語:SIT。(同社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より)TH3100/5100シリーズは三栄測器(NEC三栄、NEC Avio赤外線テクノロジー)がつくったので、SIFのSは三栄の略。三栄測器は1971年にNECが資本参加し、社名にNECが付き、2012年に日本アビオニクス(NEC系列でサーモグラフィをラインアップする会社)に吸収された。
- SIT(えすあいてぃー)
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(San-ei Image Temp File)日本アビオニクス株式会社のサーモグラフィカメラ(熱画像計測器)TH7100シリーズで用いられている保存形式(拡張子)。1ファイルに対し1データ(画面)の書き込みに限定される。関連用語:SIF。(同社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より)TH7100シリーズは三栄測器(NEC三栄、NEC Avio赤外線テクノロジー)がつくったので、SITのSは三栄。三栄測器は1971年にNECが資本参加し、社名にNECが付き、2012年に日本アビオニクス(NEC系列でサーモグラフィをラインアップする会社)に吸収された。
- NDI(えぬでぃーあい)
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(Non Destructive Inspection) 非破壊検査、または非破壊検査協会をさす。 協会は、正式には一般社団法人日本非破壊検査協会(JSNDI:The Japanese Society for Non Destructive Inspection)。隔年秋に、非破壊検査機器の展示会である、総合検査機器展を主催している。
- NDIコネクタ(えぬでぃーあいこねくた)
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NDIコネクタはひずみ測定で良く使われる、丸形の多ピンコネクタで、NDISコネクタとも呼ばれる。NDIとは非破壊検査(Non-Destructive Inspection)のこと。日本アビオニクスの「赤外線や工業計測器に関する用語」では「NDIS(日本非破壊検査協会JSNDIが定めた非破壊検査基準)のNDIS4101-72項で定められた電気抵抗ひずみ測定器入力コネクタ」と解説されている。コネクタメーカの多治見(たじみ)無線電機がつくっているので、ひずみ測定業界では多治見コネクタと呼ぶこともある。 ひずみ測定に関する規格を、(電気計測器ではなく)非破壊検査の業界団体が策定していることからも、ひずみ測定器は電気計測器の範疇には収まらない機器といえる。
- FPA(えふぴーえー)
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(Focal Plane Arrays)非接触温度計(サーモグラフィ、放射温度計)の用語。多素子型センサの一種で、2次元センサのこと。受光部が面全体であるため、単素子型や多素子(1次元アレイ)のものに比べカメラ内部にミラーを用いた機械的走査部を必要としない。近年、カメラの小型化などから多くのセンサがFPAへと移行している。関連用語:UFPA、マイクロボロメータ 。(日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より)
- FVコンバータ(えふぶいこんばーた)
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周波数(Frequency)を電圧(Voltage)に変換する機器。
- エレメント(えれめんと)
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(element) 素子や要素という意味。計測関連では筆者が思い浮かぶだけでも、以下の4つの使い方がある。 1.熱電対の部材である金属素線や、測温抵抗体の抵抗素子をエレメントと呼んでいる。 2.高周波電力計(RFパワーメータ)の中で通過型電力計ではパワーセンサのことをエレメントと呼称している場合がある(たとえばBird社など)。アンリツ はそのような呼称をしていない。 3.横河計測の低周波の電力計(デジタルパワーメータやパワーアナライザ)の測定ユニットの品名にエレメントがある。たとえばWT5000用測定モジュール、「5A高確度エレメント 7609 02」など。 4.キーサイト・テクノロジーのソフトウェア製品にエレメントと称する一群がある(以下の計測器情をを参照)。
- エンコーダ(えんこーだ)
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(encoder) 広義にはエンコードするもの。corder(コーダ)は「コードするもの」なので、コード化、符号化のことで、encorderはコード(符号)化すること、decorederは逆に複合・復元することを意味する。IT(コンピュータ)用語では、エンコードはデータを変換(圧縮や暗号化)すること、デコードは逆に暗号化されたデータを元のデータに戻すことで、映像の圧縮で使うMPEGもコード化の1手法である。つまり、音声や映像などの分野ではエンコード、デコードは基礎用語である。 一般に工学や計測器の世界でエンコーダというと、モータなどと一緒に使われ、位置を検出するセンサのことを指している。回転体の変位を検出する位置センサ(回転角の検出センサ)をロータリーエンコーダ(表記はロータリエンコーダ、ロータリーエンコーダ―もある)、直線変位を検出するものをリニアエンコーダといい、変位に相当する値をデジタル信号にして出力する。受ける側はデジタル信号から処理をして速度などを算出する。モータなどの回転体の速度を知るのにエンコーダを使う。 振動やトルク、回転などの計測が得意な小野測器のホームページで、製品・サービス / センサー・計測機器 / 回転・速度の下に「ロータリエンコーダー」が複数モデル、掲載されている。 もう1つ、前述の音声・映像分野であるテレビ・オーディオ測定器にはCD-ROMエンコーダがある(CD-ROMの規格に沿って、データを変換する)。同様にDVDエンコーダ、BSエンコーダ、8Kエンコーダなどの計測器もある。
- 塩素酸カリウム(えんそさんかりうむ)
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塩素酸カリウムの中の原子の共鳴吸収周波数(NQR周波数)は温度に依存するため、極めて精密な温度センサになる。横河電機には1970年代にNQR標準温度計 2571という製品があった。参考記事:記録計・データロガーの基礎と概要 (第3回)・・・さまざまな温度センサを概説している。モデル2571の写真が載っている。
- エンタルピー(えんたるぴー)
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(enthalpy)[湿度関連の用語]湿気を含む気体の全エネルギーの測度(※)。エンタルピーは、その気体の温度と圧力の関数で、水分含有量の関数である。これは水が凝結状態から蒸気に変化するとき、水がエネルギーを吸収するからである。空調の分野ではエンタルピーは有用な概念で、温度はまた水分量が増減するとき、どの程度の貯蔵エネルギーが消費または放出されたかを知ることが重要である。気体のエンタルピーは気体の各成分の「顕熱」および「潜熱」の合計として定義される。(「気体中の水分管理」の会社、株式会社テクネ計測の「湿度で良く使われる用語」より) エントロピー(entropy:熱力学や統計力学で不可逆性を表す指標)に発音が似ているが、違うことば。 (※)測度:度数などをはかること。英語はmeasureで、計測、計量と同じ。
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