計測関連用語集

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CR(しーあーる)

直流電子負荷装置には4つの動作モード、定抵抗(CR:Constant Resistance)、定電圧(CV:Costant Voltage)、定電流(CC:Constant Current)、定電力(CP:Constant Power)がある。CRモードでは電子負荷は固定抵抗のように動作するため、入力電圧に対して負荷電流は比例して直線的に変化する。

シーケンス出力(しーけんすしゅつりょく)

電圧や周波数や任意入力した波形等を順次変えていく機能のこと。(株式会社高砂製作所の「交流電源」用語解説より)

CC(しーしー)

直流電子負荷装置には4つの動作モード、定抵抗(CR:Constant Resistance)、定電圧(CV:Costant Voltage)、定電流(CC:Constant Current)、定電力(CP:Constant Power)がある。CCモードでは電子負荷は設定された電流を維持する(一定に保つ)ように、入力電圧を変化させる。試験対象の装置にどのような電圧変動があっても設定電流が流れるように電子負荷が調整する(ただし定格範囲内で)のがCCモード。直流安定化電源は、CC動作モードでは(設定した電流値の範囲内で)、負荷状態に応じて自動的に定電流(CC)で動作する。直流安定化電源にはもう1つ定電圧(CV)モードもある。そこで、直流安定化電源は「CV/CC電源」とも呼ばれる。

CCCV(しーしーしーぶい)

(Constant Current,Constant Voltage)定電流/定電圧。直流安定化電源の動作モードのこと。設定した電流(または電圧)値の範囲内で、負荷状態に応じて自動的に定電流(CC)モードや定電圧(CV)モードで動作する。CVCCと記載されることも多い。その他、CV/CC、cc-cvなど表記は多様。CCCV充電というと、定電流充電と定電圧充電を組み合わせた充電方法のことで、バッテリーの評価にはCCCV充電が良く使われる。

CP(しーぴー)

直流電子負荷装置には4つの動作モード、定抵抗(CR:Constant Resistance)、定電圧(CV:Costant Voltage)、定電流(CC:Constant Current)、定電力(CP:Constant Power)がある。CPモードでは電子負荷は設定した一定の電力で動作する。電子負荷は検知した入力電圧から電流値を計算し、その電流を流す。電力は電圧と電流の積(掛け算)で、電流と電圧は反比例する。そのためI-Vカーブ(グラフ)は曲線になる(CPモード以外の3つは直線)。

CV(しーぶい)

直流電子負荷装置には4つの動作モード、定抵抗(CR:Constant Resistance)、定電圧(CV:Costant Voltage)、定電流(CC:Constant Current)、定電力(CP:Constant Power)がある。CVモードでは電子負荷は設定した電圧を維持する(一定で変化させない)ように負荷電流を変化させる。試験対象の装置がどのように電流を変えても、設定電圧を変えないように電子負荷が調整する(ただし定格範囲内で)のがCVモード。直流安定化電源は、CV動作モードでは(設定した電圧値の範囲内で)、負荷状態に応じて自動的に定電圧(CV)で動作する。直流安定化電源にはもう1つ定電流(CC)モードもある。そこで、直流安定化電源は「CV/CC電源」とも呼ばれる。

CVCF(しーぶいしーえふ)

(Constant Voltage Constant Frequency)日本語では「定電圧定周波数装置」。直訳すると「絶え間ない電圧、絶え間ない周波数」なので、規定の電圧と周波数を安定して供給する装置(交流電源)のこと。計測用電源のメーカである高砂製作所の交流電源の用語解説には以下のようにある。「CV/CF:設定された、出力電圧(又は波形)と出力周波数を多少の負荷変動が有っても一定に保つ為の交流電源で、固定出力の意味ではない。当社の交流安定化電源には、0Vから連続可変できる製品や周波数も直流又は0.01Hzから連続可変できる製品もある。このような製品は可変中に負荷変動が発生しても電圧、波形、周波数とも高安定である。」

CV/CC電源(しーぶいしーしーでんげん)

定電圧/定電流方式の電源(Constant Voltage Constant Current power supply)。設定された電圧や電流を、多少の負荷変動が有っても一定に出力する機能があり、固定出力の意味ではない。株式会社高砂製作所の交流電源には、交流定電圧電源として0Vから連続可変できるものや、交流定電流電源として交流モータ、トランス、ブレーカなどの試験に最適な、0Aから連続可変できる機種をラインアップしている。(同社の「交流電源」用語解説より)

システム電源(しすてむでんげん)

1.測定器単体(スタンドアロン)での使用以外に、コンピュータから制御できる電源全般を指す表現。2. キーサイト・テクノロジーの直流電源の品名。

自動ロードオフ機能(じどうろーどおふきのう)

電子負荷が、事前の設定値に達すると自動的にLOAD OFFする機能。電圧低下、電流低下、電流増加、経過時間、積算電流、積算電力に対応したLOAD OFFができる(設定可能項目は機種により異なる)。完放電(過放電)すると電極にダメージを与える蓄電池や特定の電力量まで低下させ試験する場合に便利。(株式会社高砂製作所の「電子負荷」用語解説より)

周波数変換器(しゅうはすうへんかんき)

電源周波数を50Hz⇔60Hzに変換する機器。機能としてはAC電源が同等。

充放電バッテリテスタ(じゅうほうでんばってりてすた)

電池(バッテリ)の充放電を試験する機器。電流・電圧発生器と電流・電圧・抵抗測定の機能を合わせた測定器。

出力極性(しゅつりょくきょくせい)

直流電源の出力は正(+)、負(-)の極性を持っていて、この両極が電源装置のフレーム・グランドに対して絶縁されている場合、この一方をグランドに任意に接地することにより、正(+)電源あるいは負(-)電源としても使用できる。通常、高圧直流電源の場合は、このような出力がグランドに対して浮いた形式ではなく、一方が設置された、固定極性出力となる場合もある。(株式会社高砂製作所の用語集より)

出力周波数安定度(しゅつりょくしゅうはすうあんていど)

交流電源や周波数変換器で、入力の電圧や周波数の変動及び接続された負荷の変動に対して、出力周波数の変化分の値。(株式会社高砂製作所の用語集より)

出力スイープ(しゅつりょくすいーぷ)

電圧や周波数を同時に連続的に可変設定できるようにした機能。(株式会社高砂製作所の「交流電源」用語解説より)

出力電圧安定度(しゅつりょくでんあつあんていど)

入力電源(電源装置の入力側)の電圧変動が出力に影響する度合い(ラインレギュレーション)に、電源装置に接続された負荷側の負荷電流変動により出力が影響される度合い(ロードレギュレーション)を加えて算出した安定度。定電圧動作時の出力電圧の安定度を指す。近年は正確に表すため、ラインレギュレーションとロードレギュレーションを個別に表記する傾向にある。(株式会社高砂製作所の用語集より)

出力電圧応答速度(しゅつりょくでんあつおうとうそくど)

主に交流電源の仕様で、出力電圧を変化させる時、ある値から次の値に変化するまでの時間。(菊水電子工業の製品総合カタログ・用語集より)

出力電圧波形歪み(しゅつりょくでんあつはけいひずみ)

波形のひずみの程度を表すもので、歪率ともいう。その波形に含まれる全高調波を基本波の実効値で割った値。(菊水電子工業の製品総合カタログ・用語集より)

出力電圧リップル(しゅつりょくでんあつりっぷる)

直流出力電圧の上に重畳された脈動分のこと。その周波数成分は入力AC電源の周波数もしくはその整数倍の成分が主で、その他に数10Hz~数MHzの雑音を含む場合もある。一般にRMS(実効値)で示す場合が多いが、p-p(ピーク値)で表すこともある。(株式会社高砂製作所の用語集より)

出力電流安定度(しゅつりょくでんりゅうあんていど)

入力電源(電源装置の入力側)の電圧変動(ラインレギュレーション)に対し負荷抵抗を0から定格電力を出力する値まで変化(ロードレギュレーション)を加えて定電流特性の安定度を表す。近年は正確に表すため、ラインレギュレーションとロードレギュレーションを個別に表記する傾向にある。ライン側の変動(定電流特性のラインレギュレーション)は、入力及び負荷の変動に対して、入力電圧・負荷電流・動作温度の変動要素に対して、出力電流の変化分を表す。入力変動は通常、入力電圧がAC100V系であれば90V~110V、AC200V系であれば180V~220V変動したときの出力電流の変化分を示す。負荷側の変動(定電流特性のロードレギュレーション)は、出力ショートから最大定格出力電圧まで負荷抵抗を変化した場合の出力電流の変化分を示す。(株式会社高砂製作所の用語集より)