2026/04/22
試験用交流電源について基礎から学ぶ。交流電源を理解して安全に正しく使い、用途にあった機種を選択できる知識を習得する。エヌエフ回路設計ブロックが2023年10月発売のスイッチング方式のプログラマブル交流電源 DP020ASを例に、メーカ協力のもと、多くの図表(図17、表6)を使い説明する。
第1回は交流電源の種類、試験用交流電源と交流信号発生器の違い、リニア方式とスイッチング方式を具体的な製品で説明する。商用電源の概要(送電系統、単相・三相、2線・3線・4線、Δ結線・スター結線)や品質(電圧変動の実例)を示し、試験用交流電源との仕様の違いを述べる。古くからあり現役の交流電源である摺動型単巻トランス(スライダック、ボルトスライダー)や鉄共振型トランスにも触れる。
2025/11/17
現場測定器の代表であるハンドヘルド・デジタル・マルチメータを3回で解説する。主に電気工事や設備点検を対象に安全に正しく測定するための基礎知識を、FLUKE 87Vを例に述べる。日本法人のフルーク・ジャパンの協力により、米国フルークが出版している「ハンドヘルド・デジタル・マルチメータの基礎知識」「電気測定での安全の基礎知識」を参照して図表を掲載した。
第1回はデジタル・マルチメータの成り立ちやメリット、ベンチトップ型とハンドヘルド型の違い、ハンドヘルド型の種類・構造・機能やパネル、測定リードを図解した。世界初の電池駆動のデジタル・マルチメータやハンドヘルド型も写真付きで紹介した。
2025/09/10
計測器は商品なので、必ず形名(かためい)や品名(ひんめい)などの名前があります。本稿は「計測器の形名」について考察する連載コラムです。前回はオシロスコープについて述べましたが、今回から通信計測器※1について国産メーカを例に説明します。大手計測器メーカの安藤電気は1970年代後半から法則性がある形名を使い始めました。形名の基準をつくったと思われます。形名規定は社外に公開されませんが、筆者が知る限りを紹介します。同社の看板製品であるプロトコルアナライザは時代の要請に応えて性能を進化させ、1980年代には国内No.1になります※2。時代背景も含めてデータ通信の代表機種について触れます。最後に品名について考察します。
2024/11/18
電気測定器を理解するための基礎知識から、よく使われるデジタルマルチメータとデジタルオシロスコープの基礎と使うための注意事項ついて解説する。最後に測定器を長期に渡って安心して使うための校正について解説する。
記事は気軽に読んでいただけるようにするために、可能な限り事前の知識がいらないようにした。
第1回は「電気測定器の歴史」「測定法の理解」「測定単位の話」「日本での電気測定器業界」についてです。
2024/08/13
オシロスコープのプローブは多くの種類があり、用途によって使い分けられています。本稿はプローブの役割の説明から始まり、主要な電圧・電流プローブの原理、構造、仕様、用途などを述べ、代表的なモデルを紹介します。パッシブプローブ(標準、高電圧)、アクティブプローブ(シングルエンド、差動)、電流プローブ(カレントトランス、AC/DC電流プローブ)、ロゴスキーコイル電流プローブ、ロジックプローブを説明します。用語解説や関連する技術解説記事、代表モデルの詳しい仕様も案内します。最後に、主要なオシロスコープメーカのプローブのモデル数を種類別に一覧表にしました。パワーエレクトロニクスや高速シリアル通信など、時代の要請に応える波形測定には各種のプローブが使用されます。メーカによって名称・品名が異なる電圧・電流プローブを整理して概説したので、プローブの基礎・入門となっています。基本的な使い方にも触れました。