計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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シーケンサ(しーけんさ)

三菱電機のPLC(Programmable Logic Controller)、プログラマブルロジックコントローラの名称。製品の通称は(2023年1月現在では)MELSEC(形名はユニットごとにR12CCPU-Vなど)。 英語のsequence(シークエンス)は「順番」、「輪番」の意味。PLCはプログラムに従って順番に処理を行う。科学の世界では一連の処理(手順)のことをアルゴリズムやシークエンスと呼称する。「決められた手順通りに処理をしていくもの」とでもいう意味でシーケンサと命名したと推測される。ただしこれは日本語であり、英語のsequencerでは英語圏では通用しないと思われる(google翻訳ではPLCとは無関係な解釈が表示される)。同社のPLCの日本語カタログには「シーケンサ」と明記されているが、英語カタログでは「Programmable Controller」である。つまり、同社はPLCのことをシーケンサ、またはプログラマブルコントローラと称している。 PLC一般の名称としても「シーケンサ」と呼ばれることが多いので、三菱電機のPLCのシェアが高いことを示唆している。FA(ファクトリーオートメーション、工場の自動化)や計装分野の用語。

指示計器(しじけいき)

測定した量を指示する計器。計測器では電圧計、電力計、体重計など各種ある。指針が目盛盤上を動き、止まった位置を読み取るアナログ計器と、直接数字で表すデジタル計器がある。指針が指している値が測定値なので「指示値」と呼ばれる。通常は指示計器というと、目盛と指針で値を示すアナログ式を指していることが多い。たとえば10A(レンジ)の電流計は、電流の大きさに応じて指針が振れて、10Aのときに、最大目盛を指針が指すようになっている。

指示値(しじち)

アナログ表示の計測器の測定値のこと。測定値を指示した値。アナログ表示の測定器とはメータ式の表示のこと。文字盤の上を針が動いて、測定値の場所で針が止まる。「針が指示している値」という意味あいで、電気計器では良く使われる表現である。 計測器に限らず、アナログのメータ(アナログ式の表示器)では「指示値」という表現が使われる。たとえば「パネルメータ」などと呼称されているアナログ表示のメータは受変電装置などの電機機器や、設置型の圧力計器など、広範に使用されている。オーディオ機器や音響スタジオの設備ではアナログ式の表示(メータ)であるVUメータが今でも多く使われている。 デジタル全盛時代だが、表示は針が振れるアナログ式が、見た瞬間におおよその値を把握できるので、人間にはデジタル表示よりもアナログ表示が優れている場合がある。たとえば現場測定器の代表であるハンドヘルドの絶縁抵抗計は、いまだにデジタル表示よりもアナログ表示が多い。

JUXTA(じゃくすた)

横河電機の信号変換器の通称。プラントなどで使われる計装機器の1種。

周波数トランスデューサ(しゅうはすうとらんしゅでゅーさ)

入力電圧の周波数を演算して計装信号に変換する機器。

信号変換器(しんごうへんかんき)

一般には信号(の方式、種類など)を変換する機器であるが、計測・制御で使われる機器の1種を指している。 計装(工業計器)の代表的な製品。熱電対の信号を電圧に変換する機器(熱電対変換器)などがある。信号変換器は、フィールドの各種センサ(熱電対、伝送器、流量計、ロードセル、ポテンショメータなど)や計装設備のアナログ信号(直流4-20mA、1-5Vなど)、接点などのデジタル信号を、上位システムに伝えるための信号に変換する機器。代表的な計装の会社である横河電機には JUXTA(ジャクスター)シリーズという通称の信号変換器がある。

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