計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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VoIP(ぶいおーあいぴー)

(Voice over Internet Protocol ) インターネットやイントラネットなどのTCP/IPネットワークを使って音声データを送受信する技術のこと。1990年代にインターネットが広がると、IPによる音声通話の技術が開発され、2000年代の本格的なインターネット時代にはVoIPが電話機能として確立した。 VoIPなどの音声通話の品質を測定するのがVQT(ボイスクオリティテスタ)である。アジレント・テクノロジー(現キーサイト・テクノロジー)がJ1981Bなどのモデルをつくっていた(現在は生産終了)。

VQT(ぶいきゅーてぃー)

(Voice Qolity Tester) VoIPの音声品質を測定するボイスクオリティテスタの通称。略記のVQTは大変よく使われた。 2000年頃のインターネットが普及した時代にVoIPも導入され、その評価(アナログの音声品質を含めた評価)に使われた(現在はほぼ生産終了)。IPに音声データをのせるのがVoIPなので、デジタルデータの音声も評価した。プロトコルアナライザとVQTを併用してIP網(インターネット)を評価した。

負荷試験機(ふかしけんき)

ネットワーク機器に負荷を与えて、パフォーマンスを評価する測定器。 2000年頃はIP負荷試験装置と呼称されたがインターネット(IP)の普及に伴いIPを略して呼ばれるようになった。ネットワークの機器が、ほかの多くの機器とつながるインターネットの世界で、機器に多くのアクセス(トラフィック)が集中したときに規定の性能が発揮できるかを試験する。そのことを「負荷をかける」と表現している。別名、トラフィックジェネレータ、ネットワークシミュレータ。 インターネットの普及とともに活躍した通信計測器で、現在では米国のSpirent(スパイレント)社の、次世代ネットワークパフォーマンステスター「TestCenter」などが(公共通信関連だけではなく)自動車業界などで使われている。車載Ethernet などが自動車に普及し始めたことが背景にある。 負荷試験機は負荷試験器というメーカもある。計測器なので負荷試験器が正しいように思われるが、負荷試験機と表現するメーカの方が多い。「過負荷試験」と表現している場合もある。通常、負荷試験というと「電圧をかけて耐性を調べる、過負荷試験や耐電圧試験」が思いうかぶが、そうではなく通信の分野の測定器を指していて、耐圧試験器とは異なる。また「発電機が所定の性能を発揮するか試験する模擬負荷」という説明もあるが、計測器で負荷試験機は、耐圧試験(耐電圧試験)器よりも通信計測器を指している場合が多い。

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