カテゴリー検索
索引検索
検索用語一覧
5件
各用語の詳細ページでは関連用語などを確認することができます。
このアイコンが表示されている用語には、詳細ページに図解や数式での説明があります。
- ORP計(おーあーるぴーけい)
-
ORP:Oxidation-Reduction Potential。ORPとは酸化(Oxidation)と還元(Reduction)が起こるとき、電子の移動で電位(Potential)が生じること。日本語では酸化還元電位。ORP計の別名は「酸化還元電位差計」。ORPを測定するのがORP計。単位は[mV]。酸化還元反応はメッキの排水処理などプロセスの工程で起きる化学反応の1種。そのため、プロセスオートメーション(計装)の会社である横河電機にはORP計がある。電気化学センサのpHセンサを使ったpH計をつくっている東亜ディーケーケー株式会社は、ORPセンサが使える水質計もつくっている。同社の水質計(ORPセンサ付き)はORP計ともいえる。
- OLED(おーえるいーでぃー)
-
(Organic LED、Organic Light Emitting Diode) 発光材料に有機物質(organic)を使ったLED。有機EL(Electro Luminescence)の1種で、ディスプレイとして商品化されている。日本語では「有機ELディスプレイ」や「有機EL照明」とも呼ばれる。有機ELは特定の有機物に電圧をかけると発光する現象を利用したディスプレイ技術。LCD(液晶ディスプレイ)との違いはバックライトが不要なことで、薄型や高画質がメリット。読み方は「オーエルイーディー」と「オーレッド」の2通りがある。キーサイト・テクノロジーのDMMなど、表示画面に採用している計測器もある。
- OCT(おーしーてぃー)
-
(Optical Coherence Tomography) 日本語では「光干渉断層撮影」。英語を直訳すると「光・一貫性・断層撮影」だが、波が干渉する特性を「コヒーレント」(coherent)といい、光学分野では「可干渉」や「干渉的」をコヒーレントと表現している。レーザー光を使い、非接触・非破壊で断層構造を観察する技術。2005年頃から実用化が進み、医療診断(特に眼科の検査や心臓血管の術後の観察など)で広く使われている。光の干渉を利用して測定対象の断層画像を取得する。超音波イメージング(超音波を使った物体の位置や形状の画像化)と比べると患者への負担が少なく、非侵襲(生体へ障害を与えない、直接触れない測定)の医療機器を実現できる。OCTの分解能は超音波イメージングより1桁以上高い数ミクロン。ただし観察の深達度は対象によって制約され、人間の皮膚では約数mm、比較的透明な対象物でも数十mm。最近は非破壊検査の1手法として、工業製品のインライン検査などの産業分野へも普及している。 光ファイバ通信用の波長可変光源(チューナブルレーザ)で1990年代から世界トップを続けているsantec(サンテック)は、グループ会社のsantec LIS株式会社が光測定器を、santec OIS株式会社が光イメージング/センシングと医療分野の装置をつくっている(2023年に事業別に分社化)。長年培った光デバイスや光計測装置の要素技術を生かして、OCT製品に注力している。半導体ウェーハの平坦度を1nm精度で計測する半導体関連装置として、ウエハ厚分布測定器TMS-2000がある。 OCTにはSD-OCT(Spectral Domain-OCT)とSS-OCT(Swept Source-OCT)の2つの方式がある。SD-OCTは広帯域波長光源を使うが、SS-OCTは波長掃引光源により、波長を掃引(時間的に可変)して測定対象に入射し、干渉光を差動検出器で検出し、得られた波長情報をフーリエ変換して測定対象の深さ方向の像を取得する。santecの光学断層測定器「Inner Vision」 IVSシリーズは、波長掃引型OCT(SS-OCT)を測定原理にしている(つまり波長掃引光源が使われている)。 santecは波長可変光源のトップベンダなので、波長掃引光源もつくることができる。santec同様に通信計測器をつくるアンリツは、計測器とは別のデバイスの事業部門が波長掃引光源を開発してOFDRに活用している。OPIE 2024でアンリツはひずみ測定が可能なOFDRソリューションを展示した。santecのOFDR製品は波長掃引型フォトニクスアナライザで、最近注目されているシリコンフォトニクス、光電融合、光導波路などの評価を主眼にしている(つまり通信分野)。2社のOFDRは同じように波長掃引光源を使うが、アプリケーションが全く違う。光通信の展示会 COMNEXT 2024(旧FOE)でsantecはSPA-100 波長掃引型フォトニクスアナライザを展示している。
- O2計(おーつーけい)
-
大気中に含まれる酸素(O2)の濃度を測定する機器。(=酸素濃度計)
- OPIE(おーぴーあいいー)
-
(OPTICS & PHOTONICS International Exhibition) 光関連の専門展示会。「光学・フォトニクス 国際展」。毎年4月にパシフィコ横浜で開催。 「レーザーEXPO」や「レンズ設計・製造展」(この2つで2024年の出展社の約80%)とその他展示会で構成。2024年のその他の構成展は次の5つ。光と画像のセンサ&イメージングEXPO、光源・光学素子EXPO、光通信・要素技術&応用EXPO、ポジショニングEXPO、宇宙・天文光学EXPO(出展社数の多い順)。その歴史は1994年のレーザーEXPOからで、月刊OPTRONICS(1981年創刊)を発行するオプトロニクス社がPRをしている(2024年現在、事務局などの実務を担っていると思われる)。 各構成展の主催は、レーザーEXPOが「レーザー学会」、レンズ設計・製造展と宇宙・天文光学EXPOが「NPO法人 日本フォトニクス協議会」、ポジショニングEXPOが「OPTRONICSメディア」で、その他の3展が「オプトロニクス社」。2026年は「量子イノベーションフェア」が新設される。レーザー学会の展示会が拡大した光学全般の技術展といえる。 TechEyesOnlineは計測器が多く出展されるレーザーEXPOを中心に取材して展示会レポートを公開した。レンズ設計・製造展には富士フィルム(レーザー干渉計)やトプコン(輝度計)、光と画像のセンサ&イメージングEXPOにはアンリツ(光ファイバを使ったひずみ測定器と、波長掃引光源)、ケイエルブイ(ハイパースペクトルカメラ)、光通信・要素技術&応用EXPOにはキーサイト・テクノロジー(光部品の評価)、横河計測(光スペクトラムアナライザ)、アルネアラボラトリ(光デバイス)などの出展実績がある。 2024年は10月にパシフィコ横浜で開催されたInterOpto(インターオプト、「光とレーザーの科学技術フェア」)も多くの光通信測定器が出展された(横河計測、santec、ソーラボなど)。またハイパースペクトルカメラも多くのブースで展示された(コニカミノルタ、アイ・アール・システムなど)。FOE(Fiber Optics EXPO)が2023年からCOMNEXTとして活況になったように、光測定器が出展される展示会が増えてきたと筆者は感じる。 NTT(旧電電公社)が光ファイバ通信を商用開始したのは1981年である。通信用の光測定器の観点では、1980年代のinterOptoはアンリツや安藤電気などの主要メーカが出展する場だった。2000年代はFOEにその場が移り、OPIEには光測定器はあまり出展されなかったと筆者は記憶している。FOEはCOMNEXTになり、引き続き多くの光測定器が出展されている。現在はinterOptoよりもややOPIEの方が光測定器が多い印象がある(筆者の感想)。時代と共に展示会は変遷する。
- ◀
- 1
- ▶