計測関連用語集

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リアルタイム解析(りあるたいむかいせき)

(Real-time Analysis)小野測器の「FFT解析に関する基礎用語集」には次のようにある。サンプリングされたデータに対して、ウィンドウとウィンドウの間があくことなく連続してFFT演算が行われる解析状態のこと。通常のFFT解析では信号の解析データ長分(1024点または2048点)のサンプリングを行うと次にそのデータに対してFFT演算を行うが、その間に次のデータを取込んでおき、前の演算が終るとすぐに次の演算を行う方式となっている。サンプリングにかかる時間よりFFT演算時間(表示時間までを含む)のほうが短ければリアルタイム解析が実行できる。これに対して演算時間がサンプリング時間より長くなると演算している間に1フレーム分以上の新しい信号がサンプリングされてしまい、信号の取りこぼしが出る。また逆に演算時間よりサンプリング時間の方が長いときには、ウィンドウの一部を前のウィンドウと重ねること(オーバーラップ処理)ができる。

リサジュー(りさじゅー)

(Lissajous) 2つの信号を直交するX軸・Y軸上で合成した図形のこと。リサジュー図形(曲線)よばれる(Lissajous figure、Lissajous curve) 。オシロスコープの2チャンネルを使って波形表示すると、2つの信号の周波数の比によって回転するように見える図形があらわれる。1970年代のSF映画でコンピュータのモニタに表示して、先進的(幻想的)な映像として使われた例もある。別名:オービット。会話やメール文では「リサージュ」と発音・表記されることも多い。 参考用語:XYモード、アナログオシロスコープ 参考記事: デジタルオシロスコープの基礎と概要 (第1回) FFTアナライザの基礎と概要 (第1回)

離散フーリエ変換(りさんふーりえへんかん)

(Discrete Fourier Transform)時間領域でサンプルした信号の周波数スペクトラムを、数学的に演算する処理方法。DFTと略記される。(2009年9月発行のテクトロニクスの冊子「リアルタイム・スペクトラム解析のすべて」より)

リフタードエンベロープ(りふたーどえんべろーぷ)

(Liftered Envelope)ケプストラムの、短ケフレンシー部分を逆フーリエ変換することにより、対数パワースペクトルのエンベロープ(包絡線)が求まる。これをリフタードエンベロープといい、そのエンベロープは系特有のもので、入力信号のスペクトルには依存しない。応用として、音声波、生体波などからの基本周波数およびスペクトルエンベロープの抽出などがある。(小野測器の「FFT解析に関する基礎用語集」より)

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