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計測器

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学び情報

2023/07/07
計測器は商品なので、形名(かためい)、品名などの名称があります。本稿は「計測器の形名」について考察する連載コラムです。前回は形名の定義から始まり、2つの種類を具体例で示しました。今回はオシロスコープの形名の変遷をアナログオシロスコープ時代から話します。現在のオシロスコープは、ほとんどの計測器メーカが全世界共通の命名法則に従う珍しい形名で、2000年代からそうなりました。高速A/D変換器が進歩してオシロスコープに搭載された1990年代は、各社の形名に統一感はありません。画像処理DSPの採用によってデジタルオシロスコープの波形表示がアナログオシロスコープと遜色がなくなったTDS3000以降に発売されたモデルから、次第に各社の形名に共通の法則が広がりました。デジタルオシロスコープの歴史が形名に表れています。
2020/11/18
70年前に創業し、産業用電源を製造・販売している株式会社高砂製作所(以下、高砂製作所)は、国内初の技術を搭載した電源を次々に開発・提供してきた業界のパイオニアである。1959年の半導体直流安定化電源の開発から始まり、1966年に半導体化周波数交流安定化電源、1991年にワイド入力・ズーム出力直流電源、1993年にはアナライジング機能を付けた交流電源と、他社に先駆けた製品を発売してきた。2000年から発売した回生型モデルに続く製品として、2017年に電力回生型 双方向直流電源RZ-X 10kWモデルを発売し、その拡充として2020年10月に大容量100kWモデルを発表した。新製品開発の背景や今後の展望などを、技術本部 商品技術部の大沼 政和氏と営業本部 本社営業部 宮崎 裕久氏に伺った。
2018/04/09
株式会社 高砂製作所(以下、高砂製作所)から、モータ・インバータなどのパワエレ機器開発に最適な電力回生型の双方向直流電源 RZ-Xシリーズが提供されている。高砂製作所の開発担当マネージャの難波氏とマーケティング担当の小池氏に、開発経緯を触れながらパワエレ機器開発などにおけるRZ-Xシリーズの双方向直流電源の有用性について紹介をしてもらった。
2017/08/30
身近なのに、意外と知らない温度の話です。2回にわたり解説していきます。今回は後編です。

市場動向

2023/09/29
自動車の騒音は7大公害(大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下、悪臭)の1つとして挙げられます。自動車の普及とともに、大気汚染と並んで問題視され、累次に規制が強化されてきました。規制が導入された当初はエンジンや排気システムから発せられる騒音が規制の対象でしたが、近年はタイヤからの騒音も追加され、個々の発生源を抑制するだけでは規制値への対応が難しくなり、車両全体での対策が必要となっています。一方、自動車の電動化に伴い、エンジン車に慣れ親しんだドライバにとって、静粛な車両に物足りなさを感じていると思われます。その対策として、エンジン車に近い疑似エンジン音を発生するシステムが採用された車種もあります。 本稿では、最初に日本における騒音規制の背景や歴史を述べます。その後に、騒音規制の規範となっている国連の相互承認協定の概要や新騒音規制の主要な事項である「マフラ排気騒音」や「タイヤ騒音」などを概説します。あわせて、騒音評価の基本である「加速走行騒音」や「タイヤ騒音」などの測定方法を解説します。また、騒音規制に対応するための方策や「タイヤのラベリング制度」、騒音規制に関連する技術である「排気システム」や「排気干渉」などを紹介します。さらに、自動車交通環境の騒音対策についても概説します。最後に騒音規制に関連した計測器を紹介します。
2023/08/18
自技会 (自動車技術会) が主催する技術展、人とくるまのテクノロジー展 2023 名古屋 (Automotive Engineering Exposition、7/5~7) は今年から新会場Aichi Sky Expoで開催されました。計測機器は出展カテゴリー「テスティング」を中心に約30社あり、過去61回の展示会取材で、190社近くを紹介してきたTechEyesOnline (TEO) 取材班は、展示会レポートで取り上げていない興味深い3社の製品を今回も紹介します。組み込み機器市場で有名なDTSインサイトが生産ラインの車載向けデバイス用につくった自動プログラミングシステムは、フラッシュへの書き込みがオンボードからデバイス書きに移行するのを先取りリリース。パワーエレクトロニクス市場に先進的な製品を提供しているMywayプラスは、電動モビリティのモータ、インバータの開発・評価を短縮する提案。パワエレに特化したHILSと大容量500kWまで対応のインバータエミュレータ。産業界からスポーツまで幅広くハイスピードカメラを提供するディテクトで、低速域市場で高シェアの同社が高速度カメラ市場を俯瞰した解説を伺いました。
2022/05/25
TechEyesOnline取材班(TEO)は2022年3月16日(水)~18日(金)に東京ビッグサイト東ホールで開催されたスマートエネルギーWeek2022春展を回りました。省・創・蓄エネに関する技術・製品・サービスが出展する、世界最大級のエネルギー総合展です。今回はトップシェア企業3社を、製品紹介だけではなく、アプリケーションや業界動向も含めて取材しました。
2018/02/07
計測器・測定器に関する市場動向レポートです。IoTでは、加速度・照度・温度・圧力・ひずみなどを電気信号に置き換えるさまざまなセンサが重要な役割を果たします。センサの市場動向と特長を俯瞰しながら産業面のアプリケーションをみていきます。また、センサの開発に使用されている測定器についてもご紹介します。
2017/12/13
計測器・測定器に関する市場動向レポートです。インターネットを支える光通信ネットワークは、スマートフォンの普及やモノの通信サービス(IoT)などによりトラヒック量は急速に増えています。FTTHのアクセスネットワークで採用されているPON方式では、OLTやONUといった装置などから構成され、Ethernet系の通信方式により伝送されています。光デジタルコヒーレント方式などの次世代技術などにより高速化が検討されています。光通信ネットワーク技術の概要と測定ソリューションをご紹介します。