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- VSWR(ぶいえすだぶりゅあーる)
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(Voltage Standing Wave Ratio)電圧定在波比の略記だが、VSWRやSWRという表記の方が良く使われている。高周波の伝送に関する基本的な単語。デジタルではなくアナログの基礎用語。
- フジソク(ふじそく)
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(FUJISOKU Corporation、Nidec Components Corporation, FUJISOKU Brand) 2007年まで存在した、無線通信の計測器メーカ。正式名称:株式会社フジソク。1947年設立。本社住所(2007年当時):神奈川県川崎市中原区木月住吉町1890番地。主力事業は産業用機器向けスイッチだが、電子機器やその応用製品として無線測定器をつくっていた。産業用機器向けスイッチ事業を強化したい日本電産(現ニデック、Nidec)が、2007年にスイッチ事業の子会社、日本電産コパル電子(※)の100%子会社にフジソクをした。つまりM&Aで大きくなった日本電産にフジソクは買収された。2007年にフジソクは無くなり、フジソク製品は日本電産コパル電子製品となったが、計測器は2020~2021年にかけて生産中止を発表し、2022年にはすべての計測器の受注を中止した。ニデックにとってフジソクの計測器は不要な製品だったということである。 (※)現在の会社名はニデックコンポーネンツ株式会社。 フジソクの無線測定器は創業期からの歴史があり、高周波電力計(終端型や通過型のRFパワーメータ)、無線機テスタ(アナログ無線用)、電波測定器(メジャリングレシーバ)などである。2000年代に基幹通信網である公衆回線は、アナログ無線からデジタルに切り替わった(3G、第3世代システム)。アナログ無線用の無線機テスタやメジャリングレシーバは需要が激減していった。デジタル無線時代の無線機テスタは、ワンボックステスタと呼称され、アンリツ、キーサイト・テクノロジー、ローデ&シュワルツが3強として競い、アドバンテスト、横河電機、安藤電気、日本無線などは撤退していった。フジソク製の無線機テスタが2020年まで残ったのは、古いアナログ無線インフラのメンテナンスの為だったと想像する(アンリツもキーサイト・テクノロジーもフジソクよりかなり早い時期にアナログの無線機テスタを生産中止にしている)。 アナログ表示のRFパワーメータは、アンリツやキーサイト・テクノロジー、ローデ・シュワルツにはないので、フジソクは数少ないメーカだった。国産の日本高周波(株)と海外のBIRD(バード、国内の販売は丸文株式会社)が、アナログ表示のRF電力計をつくっている(2024年1月現在)。旧フジソクの高周波電力計が無くなり、日本高周波と丸文のBIRD営業部門は引き合いが増えている。
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