2021/04/13
今から約100年前に製品化された横河電機の電磁型オッシログラフ(電磁オシログラフとも呼ばれる)が歴史的な価値のある製品として電気学会の「でんきの礎(いしずえ)」に登録された機会に、低周波波形測定器の起源から現在販売されている高性能なメモリレコーダまでの歴史を横河電機、横河計測が開発した製品で追ってみる。
2021/03/02
圧力計測や制御技術で世界の産業を支える長野計器株式会社(以下長野計器)は、圧力計・圧力センサなどの計測機器のリーディングカンパニーである。長野県上田市にある圧力センサの製造拠点、丸子電子機器工場の入口にはレトロな丸窓電車を展示している。丸窓電車にはブレーキ圧の監視用として長野計器の圧力計が搭載され、かつては工場の前を上田電鉄 西丸子線が走っていた。そんな経緯もあり、当時の長野計器の宮下茂社長(現相談役)のアイデアで、地域の歴史の証として保存すべく、2004年に上田電鉄から丸窓電車1両を譲り受けた。老朽化した車両は社員によって改修され、資料館とて公開されている。
電車は枕木の上に敷かれたレールに設置され、張られた架線にパンタグラフを上げて、今にも動き出しそうである。現在はコロナ禍で休館している資料館を見学させていただき、総務統括部 工場事務部 次長 阿部 博文氏にお話を伺った。資料館内部の展示品などを撮影写真で紹介する。
2020/09/04
日本でのひずみ測定のパイオニアである共和電業は甲府共和電業での生産品目を拡大するため中央自動車道の甲府南インターチェンジ近くに工場を移転し2020年8月から稼働を開始した。
今回は共和電業の事業と甲府共和電業の新工場を紹介する。
2020/07/01
地球環境への関心が世界中で高まるなかで二酸化炭素を発生しない再生エネルギーによる発電に注目が集まっている。日本では2030年に向けて再生可能エネルギーの導入を促進することが決められており、現在国が積極的に支援を行っている。
今回は、再生可能エネルギーの中では歴史が長く、今後拡大が期待されている地熱発電の導入支援をしている独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)地熱統括部長の西川信康様と地熱広報担当の高橋由多加様にお話を伺った(2020年6月16日取材)。
2020/03/18
堅い技術資料が多い測定器業界において、マンガという新しいツールを使って直流安定化電源の技術解説に挑戦した菊水電子工業株式会社ソリューション事業部営業推進部長の茂戸藤寛様に書籍出版に至るまでの経緯や読者の反応などについて伺った。