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年間50回超! 有名企業から引く手あまたの人気講師に聞く(1/2)

これまで足掛け10年にわたり、計測技術セミナーの講師を務めてきた渡邊氏。その開催回数は、累計500回を超え、現在でも1ヶ月先まで予定が埋まるほどの好評を博しています。オシロスコープを中心に、様々な業種・分野の企業で計測技術セミナーを実施されてきた経験をふまえ、エンジニアを取り巻く環境の変化や測定技術、また、渡邊氏の計測技術セミナーが多くのエンジニアに支持されてきた理由などを語ってもらいました。


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渡邊 潔 氏
横河レンタ・リース株式会社 営業統括本部 T&M営業推進部
お客さま向け技術セミナー講師


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Q:計測技術セミナーの開講頻度はどのぐらいですか?
現在は、年間50回程度を開催しています。およそ週1回ペースになります。開催回数では、計測器業界のなかではダントツに多いと思います。


Q:他の技術セミナーとの違いは何ですか?
講義内容が定型になっているセミナーと違い、お客さまの業務内容に合わせてまとめているセミ・オーダーメイドが私の講義の特徴です。常に準備している数百ページの資料の中から、100ページ程度を選んでいるので、同じタイトルでも毎回内容が違います。時間は平均して、だいたい1回2~3時間程度。お客さまのニーズに合った内容にするよう心がけています。ほとんどの場合、事前に当社営業とお客さまを訪問して、仕事内容や計測上の課題をおうかがいしてセミナー内容を決めています。お客さまの関心が無いことは話さないようにしています。例えば、高圧測定に興味が無いお客さまにはそれは話さない。


Q:どういった方が受講されるのでしょうか?
受講される方は、主に入社数年の若手から40~50代位までの第一線で評価試験をされているエンジニアまでの方々です。オシロスコープなど計測器を使われる方が主な対象となります。職種はハードウェアエンジニアだけでなく、ソフトウェアエンジニアまで受講されます。

現在の機械は組み込みシステムです。パソコンも含めて、特定のアプリケーションが動いているような機械は必ずソフトウェアが入っています。それぞれでハードウェアとソフトウェアを作っていくのですが、最終的には一緒に統合されて検証します。(注:作ったハードウェアにソフトウェアをのせて検証することを、統合デバッグと言います。)まず初めは、まともには動かないのが普通です。ハードウェアが悪いのか、ソフトウェアが悪いのかをはっきりさせるため、ソフトウェアエンジニアもオシロスコープを使って調べます。統合デバッグでは、ハードウェアとソフトウェアの両面からオシロスコープで確認をしていくことになります。ただし使い方は同じではなく、ソフトウェアはあくまで時間的な流れの中で見ています。信号の流れに着眼して見ているので、あまりノイズだとかは問題になりません。ソフトウェアエンジニアはわりと軽い使い方をされますが、当然オシロスコープの使い方を知っていないといけないので、計測技術セミナーの受講対象者となっています。

ソフトウェアエンジニア対象のセミナーでは、内容はハードウェアエンジニア向けとは当然変えています。ハードウェアエンジニアは反射やノイズの問題解決がありますので、ソフトウェアエンジニアとは確認項目が違ってくるからです。また、設計や評価だけでなく、サービス部門の方も受講されています。職種はとても幅広いです。


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