2024/06/06
光関連の専門展示会 OPIE(OPTICS & PHOTONICS International Exhibition)が2024年4月24日~26日にパシフィコ横浜で開催され、光や画像の計測器が出展されました。7つの展示会で構成されるOPIEから、多く計測器が出展されている「レーザーEXPO」と「光と画像のセンサ&イメージングEXPO」の3社をTechEyesOnline取材班(TEO)が紹介します。レーザーEXPOはレーザー学会が主催するレーザー技術総合展示会です。光計測器でレーザーといえば通信用途の波長可変光源の老舗 santec(サンテック)。光部品~光イメージング/センシングと幅広く光を扱う同社が今回は空間光変調器とスペクトル整形器を展示。LCOS(反射型液晶パネル)、SLM(Spatial Light Modulator)、波長選択スイッチ(Wavelength Selectable Switch)などのキーワードと利用分野を伺いました。光と画像のセンサ&イメージングEXPOは、光の専門メディア オプトロニクス社が主催する「センサと産業用カメラ」の展示会です。市場が拡大しているハイパースペクトルカメラにいち早く着目して取り扱いを開始したケイエルブイ。輸入品の製品テストを行う同社に「ハイパースペクトルカメラとは」から教わりました。また光デバイスでセンシングをするアンリツ センシング&デバイスカンパニーの波長掃引光源と、OFDR(光周波数領域反射測定法)による光ファイバ分布測定(ひずみ測定)を紹介します。
2019/09/11
通信インフラが、現在の4Gから5Gに代わると、何が変わるのか。そのポイントは、5Gが備える3つの要件、「超高速・大容量」、「超低遅延」、「大量端末同時接続」にあります。通信の「超高速・大容量化」は、映像の高精細化と相まって、スポーツ観戦のあり様やゲームの楽しみ方を変えていくでしょう。「超低遅延」の実現は、医療における遠隔手術や、建機による土木作業の遠隔操作を可能にしようとしています。あらゆるものがインターネットにつながるIoTの世界では、「大量端末同時接続」が不可欠の要件です。IoTやロボット、AIや自動運転といったテクノロジーを飛躍的に進化させるインフラ・コア技術が5Gと言って過言ではないでしょう。
今号では、私たちの生活を一変させる革新的な技術5Gに焦点をあて、その技術や市場動向、開発を支える計測器について触れていきます。
2018/04/26
アンリツ株式会社は1895年(明治28年)創業。古くは日本電信電話公社(電電公社、現NTT)などに無線機や電話機などの通信装置や、計測器などを納品して日本の通信インフラの普及とともに歩んできました。現在は全世界に測定器を販売するグローバル企業ですが、国内でほぼ唯一の通信計測器メーカとして高いシェアを保持しています。今回は計測事業グループ 計測器営業本部 第1営業推進部長の藤井様をお訪ねし、技術セミナーの状況や展望についてお伺いしました。
2018/02/23
TechEyesOnline取材班(TEO)は、昨年11月29日(木)~30日(金)に東京ビックサイトで開催された「SCF 2017/計測展2017 TOKYO」を取材しました。計測器業界における大きな展示会はいくつかありますが、なかでも国内最大規模の展示会が計測展です。今年は、「オートメーションと計測の先端技術総合展~IoTで未来を拓くものづくり新時代~」をコンセプトに、制御系の「SCF2017」と計測系の「計測展2017」の合同開催となりました。本編では、計測器メーカ5社とIoT関連の協会を取材したものを、Part1・Part2に分けてご紹介します。
2017/12/13
計測器・測定器に関する市場動向レポートです。インターネットを支える光通信ネットワークは、スマートフォンの普及やモノの通信サービス(IoT)などによりトラヒック量は急速に増えています。FTTHのアクセスネットワークで採用されているPON方式では、OLTやONUといった装置などから構成され、Ethernet系の通信方式により伝送されています。光デジタルコヒーレント方式などの次世代技術などにより高速化が検討されています。光通信ネットワーク技術の概要と測定ソリューションをご紹介します。