「原理・基礎」の検索結果

学び情報

2024/04/22
本記事では、一般的な呼称のメモリレコーダに分類されるスコープコーダを理解する上で必要な基礎知識を、測定事例や使用上の注意点も含めて4回に分けて解説してきました。 今回は弊社メールマガジン「測友」のコラム「とも通信」担当の矢野が、スコープコーダDL950を担当する脱炭素ビジネス本部 技術部の岩野研二さんとマーケティング部の大越祐輔さんに、DL950を取巻く環境やスコープコーダの強み、新しい取り組みについてお聞きしました。 スコープコーダはオシロスコープとレコーダのいいとこどりをした製品で2つのモードがあり、スコープモードでは通常のオシロスコープと同じ操作法で電圧・電流の波形を観測でき、メモリーレコーダモードではさまざまな物理現象を多点で観測するのに適している。 電圧測定モジュールは高速(200MS/s、14bit、40MHz)から低速(1MS/s、16bit、300kHz)まで8種類、温度測定モジュールは熱電対を直接接続か外部スキャナ経由かで5種類ある。よく使われる熱電対や各種の電流センサを一覧表で示し、熱電対以外の温度センサも概説する。 電流プローブの注意点である周波数特性(最大入力電圧)や、一般のオシロスコープでは使わない絶縁型プローブについても触れる。 スコープコーダが多く使われるメカトロニクス機器やパワーエレクトロニクス機器での利用事例を多く紹介する。 記事を読むための特別な事前知識を必要としない、初めてスコープコーダを使用する人が学ぶための内容になっている。
2024/03/11
本記事では、一般的な呼称のメモリレコーダに分類されるスコープコーダを理解する上で必要な基礎知識を、測定事例や使用上の注意点も含めて4回に分けて解説する。 第4回は、ロジック入力モジュールとロジックプローブ、車載ネットワーク用モジュールを解説する。DL950のFFT解析機能を、代表的な小野測器のFFTアナライザとの比較表で違いを示す。 一般的なノウハウとして波形測定する際のノイズ対策や、交流電源が利用できない環境でポータブル電源を使用する時の留意点を述べる。ノイズ対策の基本的な考え方や具体的な手段を表にした。電子機器のノイズ対策を学びたい方の参考となる解説書も紹介する。 統合計測ソフトウェアプラットフォームIS8000によって、他社計測器を含めた計測システムを構築し、PCで波形観測する事例を図で示す。PCへのデータ転送の方法や、外部ストレージ使用上の注意点も述べる。 スコープコーダが多く使われるメカトロニクス機器やパワーエレクトロニクス機器での利用事例を多く紹介する。 記事を読むための特別な事前知識を必要としない、初めてスコープコーダを使用する人が学ぶための内容になっている。
2024/02/22
オシロスコープはトリガを使って電子回路の挙動を測定する「波形の観測器」から、「信号の良否判定」、「デバッグによる不具合解決」、「通信規格のデコード表示によるバス解析」と、用途が拡大した。用途に合わせてトリガ機能も改良・強化した。本稿ではミドルクラスの代表的なモデルのトリガ機能を調べ、基本的な順番に整理して図表で概説し、用途や用語解説を添えた。各メーカによって名称が異なるトリガの種類を一覧表にしたので、具体的なトリガ機能の入門書となった。エッジトリガ、パルス幅(Pulse Width)トリガ、ラント(Runt)トリガ、ロジック(Pattern)トリガなどから、最近のシーケンストリガ(遅延トリガ、Bトリガ)、ウィンドウ(Window)トリガ、ゾーントリガ、シリアルトリガまでマニュアル掲載順に従い、基本的なトリガ機能から順番に解説した。
2024/02/09
本記事では、一般的な呼称のメモリレコーダ に分類されるスコープコーダを理解する上で必要な基礎知識を、測定事例や使用上の注意点も含めて4回に分けて解説する。 第3回はDL950の振動測定用の加速度モジュール、回転体を評価する周波数モジュール、静ひずみや動ひずみを測定するひずみモジュールについて解説する。 振動センサの一覧表や加速度センサの製品例を示す。トルクの定義や、トルク検出器の中で計測器に良く使われる電磁方式を図解する。回転センサの一覧や、代表的な電磁ピックアップを示す。ひずみゲージを概説し、部品が適切な力で締め付けられて緩みがないか確認するボルト軸力センサを紹介する。センサから測定器までの結線図も掲載する。 基礎から学びたい方のために「振動・音響測定、加速度センサ、トルク検出器、ひずみゲージ」の各メーカの学習資料を紹介する。振動、騒音、回転、トルク、ひずみの測定事例として、EV用急速充電器の騒音測定や、パワーエレクトロニクス機器(インバータ/モータ)の試験などを掲載する。 記事を読むための特別な事前知識を必要としない、初めてスコープコーダを使用する人が学ぶための内容になっている。
2024/01/15
本記事では、一般的な呼称のメモリレコーダに分類されるスコープコーダを理解する上で必要な基礎知識を、測定事例や使用上の注意点も含めて4回に分けて解説する。 第2回は、スコープコーダ DL950を例に、本体の構造や電圧、電流、温度測定の入力モジュールについて解説する。 スコープコーダはオシロスコープとレコーダのいいとこどりをした製品で2つのモードがあり、スコープモードでは通常のオシロスコープと同じ操作法で電圧・電流の波形を観測でき、メモリーレコーダモードではさまざまな物理現象を多点で観測するのに適している。 電圧測定モジュールは高速(200MS/s、14bit、40MHz)から低速(1MS/s、16bit、300kHz)まで8種類、温度測定モジュールは熱電対を直接接続か外部スキャナ経由かで5種類ある。よく使われる熱電対や各種の電流センサを一覧表で示し、熱電対以外の温度センサも概説する。 電流プローブの注意点である周波数特性(最大入力電圧)や、一般のオシロスコープでは使わない絶縁型プローブについても触れる。 スコープコーダが多く使われるメカトロニクス機器やパワーエレクトロニクス機器での利用事例を多く紹介する。 記事を読むための特別な事前知識を必要としない、初めてスコープコーダを使用する人が学ぶための内容になっている。