2023/04/28
「モータ(motor)」は一般的には電気モータのことを「motor」と捉えられますが、電気や燃料をエネルギ源として、回転運動や往復運動に変換する機構の総称です。端的に言えば、「原動機」となります。オートバイや自動車は動力源として内燃機関が使用されるので、例えば「motor race」のことを「自動車レース」と訳されます。近年の自動車では多くのモータが使用されています。また、カーボンニュートラルに対応するため、電動化が進展しつつあり使用されるモータは増加の一途です。一般的な内燃機関の熱効率は40%前後ですが、モータの効率は80%を超えます。各所の情報によると車両一台当たり100個以上のモータが使用される例もあります。本稿では「電気モータ」に絞った情報を紹介します。
2021/10/18
2020年10月にホンダは2021年シーズンをもってF1 (Formula One) から撤退すると発表しました。最近では、BMWやアウディがFIAフォーミュラE世界選手権から撤退すると発表しました。コロナ禍の影響により、開催延期や中止、無観客での開催を余儀なくされていますが、今後も、モータファンの喜びを実現するために、置かれている状況に対応しながら発展していくでしょう。また、昨今のカーボンニュートラルの命題に対してもモータスポーツは種々の対応を提示しています。
本稿では、モータスポーツのカテゴリを概説します。デジタルモータスポーツや2輪車の例も示します。また、カーボンニュートラルに対応する電動化の関連技術について解説します。最後に車両開発に関連する計測器類を紹介します。
2021/08/02
TechEyesOnline取材班(TEO)は2021年6月23日(水)~25日(金)に東京ビッグサイト青海展示棟で開催されたTECHNO-FRONTIER2021を回りました。展示会はメカトロニクス、エレクトロニクスの要素技術によるものづくりの技術開発促進と課題解決の場として、モータ技術展などの10展示で構成されています。コロナ禍でオンライン展示が増え、リアル出展は減る中から、計測に関係するトップベンダーの製品を紹介します。
まず「電源システム展」では2014年設立のパワーエレクトロニクスメーカであるヘッドスプリングから昨年秋発売の最新直流回生電源、「モータ技術展」の東陽テクニカブースからは半世紀にわたり取り扱っているMAGTROL社の両軸型回転式トルクメータ(新製品)、「EMC・ノイズ対策技術展」からはイミュニティ試験の老舗、日本オートマティック・コントロールが取り扱うAmplifier Research社の高品質なRFパワーアンプを取材しました。
2018/10/02
TechEyesOnline取材班(TEO)は2018年8月30日(木)~31日(金)に開催されたイノベーション・ジャパン2018を取材しました。装置・デバイス、低炭素・エネルギー、超スマート社会などの分野から9校の展示をPart1~3に分けてご紹介します。
2018/05/23
TechEyesOnline取材班(TEO)は、4月18日~20日に幕張メッセで開催されたTECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア)2018を取材しました。テクノフロンティアはメカトロニクスとエレクトロニクス、及び関連する専門領域の最新技術と製品が展示される大規模なイベントです。9つの展示会の合同展示から、本編ではモータ技術展、電源システム展、EMC・ノイズ対策技術展を取材したものを、Part1・Part2・Part3に分けてご紹介します。