「テレダイン・レクロイ」の検索結果

学び情報

2023/07/07
計測器は商品なので、形名(かためい)、品名などの名称があります。本稿は「計測器の形名」について考察する連載コラムです。前回は形名の定義から始まり、2つの種類を具体例で示しました。今回はオシロスコープの形名の変遷をアナログオシロスコープ時代から話します。現在のオシロスコープは、ほとんどの計測器メーカが全世界共通の命名法則に従う珍しい形名で、2000年代からそうなりました。高速A/D変換器が進歩してオシロスコープに搭載された1990年代は、各社の形名に統一感はありません。画像処理DSPの採用によってデジタルオシロスコープの波形表示がアナログオシロスコープと遜色がなくなったTDS3000以降に発売されたモデルから、次第に各社の形名に共通の法則が広がりました。デジタルオシロスコープの歴史が形名に表れています。
2022/11/14
TechEyesOnline編集部はオシロスコープ全体を俯瞰し、用途を周波数帯域別に整理した。ボリュームゾーンである1GHz帯域/4chの各社モデルの仕様と、シリアルバス解析機能を比較表にした。2000年以降のオシロスコープの新しい潮流(新しい機種群の出現)による、最近20年の歴史について概説した。利用者や使い方など市場の変化も簡単に述べた。オシロスコープはアナログ波形だけでなくロジック信号を観測し、プロトコルアナライザのようにシリアル通信の内容を翻訳表示し、特定の通信方式のジッタやアイパターンが規格に合致しているか、適合性試験(コンフォーマンステスト)ができるようになった。多機能になったオシロスコープの選定には、ユーザは自分のやりたいことの明確化と、ある程度の知識やスキルを求められるが、各メーカが多彩な製品群を発売しているので、利用者の選択肢は広がった。本稿が選定の一助になれば幸いである。
2021/05/31
電気エンジニアが使用するミドルクラスのオシロスコープは数百MHzの周波数帯域が多かったが、近年のシリアル伝送の高速化などで1GHz〜2GHz位までカバーする機種が増えた。また、時間軸だけでなく電圧も精度よく測定したいという需要によって高分解能モデル(ADコンバータを従来の8ビットでなく10ビットや12ビットに性能アップ)が登場した。さらに2019年〜2020年にかけては各社が多チャンネルモデルを発表した。8chオシロスコープは1993年の登場以降、横河計測のオンリーワンモデルであったが、ここにきて自動車市場の需要などもあり主要オシロスコープメーカが参入した。TechEyesOnline編集部では現役8chモデル5機種の主な仕様の比較表を作成した。オシロスコープの最新動向として各社の8chモデルの概要を紹介する。
2018/03/15
計測・測定に関するトピックスを発信します。誌上体験シリーズの第4回はオシロスコープです。代表メーカは、、テクトロニクス社、横河計測株式会社、キーサイト・テクノロジー合同会社、テレダイン・レクロイ・ジャパン株式会社です。操作パネル、測定画面を示しながら説明します。
2018/01/22
現代社会において、パワーエレクトロニクス技術およびそれらを応用した機器は、社会インフラの隅々まで浸透し、私たちの生活には欠かせないものになっています。これらの機器メーカはエネルギーを効率的かつ、安心・安全に利用できる製品の開発を日々行っています。 本特集では、パワーエレクトロニクス機器の開発を支える計測器メーカから3社を取り上げて、これら分野に対する取り組み・測定ソリューションを紹介いたします。

市場動向

2017/08/30
世界第3位の デジタル・オシロスコープ・メーカで、米国ニューヨーク州 チェスナット・リッジに本社を構えるTeledyne LeCroy, Inc.の100%子会社であるテレダイン・レクロイ・ジャパン株式会社。1990年9月に設立され、東京と大阪の拠点から、テレダイン・レクロイ社の開発する最先端の電子計測器を 日本のエンジニアの皆様に提供しています。 また、同社はテクニカル・セミナーにも注力しており、オンサイト・セミナーと共に、ほぼ毎週のようにオンライン・セミナーを開催し、話題のアプリケーションや技術課題、その解決方法について解説しています。 今日は、セールス・エンジニア兼マーケティング部長の船越様をお招きし、セミナーへの取り組みや、同社の存在感を高めている製品である“高精細・高分解能オシロスコープ”についてお話を伺いました。