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学び情報

2023/06/06
直流安定化電源はエレキの設計技術者にとって必須の測定器である。電気機器は様々な電圧/電流で駆動されるため、小規模な電子回路の実験に使う出力容量が小さいモデルから、パワーエレクトロニクス機器の評価に使うkWクラスの中型・大型モデル、EVの試験に使う100kW以上の超大型モデル (双方向回生電源など) まで、多くの電圧/電流レンジの機種群が発売されている。直流電源は従来のドロッパ (シリーズレギュレータ) 方式と1970年代以降に普及したスイッチング方式が用途によって使い分けられる。スイッチング電源は当初は単一レンジだったが、2000年頃にワイドレンジ (メーカによってオートレンジ、ズーム電源) が登場した。現在はワイドレンジが主流になったため、主要4社のベンチトップの中型モデルの比較表をつくった。

市場動向

2021/06/28
自動車には数多くのECUが搭載されています。高級車では百個以上と言われています。各ECUに入出力されるセンサやアクチュエータも多くあり、今後も増え続けると推測されます。これらの入出力信号を処理するECUでは、色々なインタフェースで接続されます。ECUが導入された当初はオンオフの簡単な信号や電圧等のアナログ信号でしたが、搭載される機能や技術の進化に合わせて、信号の形式や速度が拡大してきました。 本稿では、車両システム全体を俯瞰し、各種センサからの信号をECUで処理するためのインタフェースについて概説します。インタフェースは信号の種類によって、オンオフ、アナログ、シリアル通信があります。特にシリアル通信についてはCAN、LINから最近のPSI5まで解説します。ECU内部で使われるSPIやI2C、情報系のLVDSも説明します。最後に車両システムの開発で使用される計測器の一例を紹介します。
2021/02/17
近年、車両システムの高度化に伴い、自動車に搭載されるECUの数は増加の一途です。高級車種では100個以上のECUが搭載されているようです。昨今の自動車には、安全性や利便性向上のために様々な機能が追加されるようになり、ECUのソフトウェア開発規模や複雑さが増大し、また多くの機能を一社で開発することは難しくなってきました。そのため、開発期間やコストの抑制、品質の安定化が急務となっていました。 このような背景から欧州において自動車のソフトウェアを標準化するAUTOSARが設立され活動が始まりました。本稿ではAUTOSARの歴史や利点、体系などを概説します。特に仕様(クラシックプラットフォームやアダプティブプラットフォームの基本的な考え方)についてはわかり易い言葉を選んで説明しました。最後に日本の動向を述べ、関連製品(ソフトウェアツール)を紹介します。